大内裕和中京大教授から回答届く 「盗用・剽窃ではない」

 7月下旬に大内裕和中京大学教授に送っていた盗用疑惑に関する質問に対して、大内氏の代理人弁護士を通じて9月14日付で回答が届いた。

 ★2020年9月14日付大内裕和氏回答書(PDFファイル約2・5Mバイト)

 あらかじめ大内氏には公開することを伝えてあるのでここに公表する。なお、偽造・改竄など万が一のトラブルを避けるため、データに一部加工をほどこした。

 すでにほかの文字媒体や講演で発表している内容・表現なので盗用・剽窃ではないといった主張のようだ。予想していたとおり、謝罪の意思はみじんも感じられない。やむを得ないが、私とすれば、大内氏が非を認め、真摯に謝罪し、彼の非行によって被った害についてしかるべき償いをするまで追及をつづけざるを得ない。おそらく研究者生命を賭して大内氏はこの回答を行ったのであろうが、こちらもジャーナリスト生命がかかっている。

 フリージャーナリストである私は、商品である原稿や発言の信用以外に身を守るものを持っていない。事実を誤ったり、誤記をするなどといった悪意のないミスは赤面するほどあるが、他者の著作物を破廉恥に写して自分の文章であるかのように発表するなどといった、文筆家の基本的なモラルに反する破廉恥な行為をしたことは誓ってない。もちろん、しようとも思わない。幸い売れっ子ではないので必要もない。読者を裏切ることはジャーナリストという自分の職業を自分で否定するようなものである。

 盗作問題への対応で本来の仕事に甚大な悪影響が出ている。それでも追及をやめないのは、これを放置することもまた、読者への裏切りにつながると思うからである。