駅のトイレに石鹸を置こうとしない倉敷市の謎

 読者のみなさん、こんばんは。

 新型コロナウイルスが猛威を振るっています。感染を防ぐため、感染爆発のピークをできるだけなだらかにするために、世界中で呼びかけがされている方法のひとつが石鹸をつかった丁寧な手洗いです。つばなどを直接浴びるか、手指を介して目や鼻、口の粘膜から感染することが多いためとされています。

https://twitter.com/EquipoPositivo/status/1233974649882652672
 私はいま、実家のある倉敷市(厚生労働副大臣の橋本岳衆議の選挙区)に滞在中ですが、こちらに来てまず驚いたのは倉敷駅に3ヶ所ある市営公衆トイレに手洗い石鹸がなかったことです。もっとも人が出入りする市の拠点のトイレに石鹸がないのですから、手洗いを呼びかける表示などあるはずがありません。
 
 これは感染を広げる恐れがあると危惧した私は、3月17日、市に電話をかけ、石鹸と手洗い励行の表示をするよう要請しました。反応は鈍く、「いたずらがある」「盗まれる」とぐだぐだ言い訳をしていました。それでもしつこく石鹸をおくことの意味をとき、ようやく「検討する」という答えを引き出しました。

 しかし1週間たっても改善はありません。23日、再び市に電話で要請しました。前回と同様の反応でした。

 さらに1週間後の3月31日、みたび市に電話をして状況報告を求めたところ、ようやく「明日(4月1日)午後をめどにつける方向で考えている。ただし3か所だけ」との答えを得ました。「いたずら」「盗まれる」は、すくなくとも駅のトイレについては建設時から石鹸の設備がなく、思いつきで言っただけだと職員は認め、謝りました。

 倉敷駅の3ヶ所だけというのは、がっかりしましたが、ともあれ石鹸をとりつけることにしたのはよいことだと、うれしくおもった次第です。

 そこで、昨日(1日)夜、現場を確認したところ、驚いたことに、北口のトイレ1ヶ所だけしかとりつけていませんでした。しかも北口トイレも、障害者用のトイレにはとりつけられていません。手洗いの励行、方法を呼びかける張り紙もありません。


↑要請から3週間たってようやく石鹸が設置された倉敷駅北口1階のトイレ。

 もしかしたら作業中なのか、ときょう(2日)夜、ふたたび現場確認しましたが、前日の状況はかわっていませんでした。


↑JR倉敷駅北口1階トイレの石鹸は一般用だけで、障害者用トイレにはない。


↑JR倉敷駅北口2階のトイレ


↑JR倉敷南口2階のトイレ(客待ちのタクシー運転手や駅乗降客、百貨店、喫茶店利用者が多く、利用頻度が高い場所)

 絶望的な役所仕事です。「3ヶ所につける」という言葉すら嘘だったおでしょうか。感染防止にまじめに取り組んでいるとはとても思えません。倉敷は2018年夏に甚大な洪水被害を受けました。感染症対策には敏感になっているはずが、この有様です。

 ふつふつとわきあがるものを感じました。日本の公務員はいつからこんな仕事の仕方をするようになったのでしょうか。社会の激しい劣化を感じます。

 みなさんも、ぜひ身の回りの公衆トイレを観察して、ご報告ください。