杉1小「避難所として不適切」問題 /「検討した」 と区回答も裏付け記録なし・根拠は職員の記憶のみ

 2020年1月24日夕方、企画課・施設再編整備担当(福本弘課長)の鈴木係長より、かねて依頼していた回答があった。杉1小を河北病院敷地に移転する案について、浸水・類焼・延焼の恐れがあり、震災救難所として不適切であるとの報告を専門業者から得ていながら、なぜ移転案を採用したのかという質問に対する回答である。

(区回答)
 調査委託結果につきましては、あくまでA案とB案を検討するうえでの一資料であり、「不適切」との報告についても、ひとつの見解として受け止めております。浸水対策については
・地盤の高さの調整/校舎の床をあげる
 など設計のなかで対応できると考えている
 現在幹線整備事業がおこなわれており、進むにつれて阿佐ヶ谷北東地区一帯の水害対策の効果が向上すると考えている。学校の震災救難所としての機能に問題はないと考えている

 この回答に対して、筆者は疑問点をたずねた。そのやりとりは以下のとおり(回答は鈴木係長)。

ーー佐藤報告の結果をなぜ公表しなかった?

 (敷地の)かさ上げ、床あげで対応できると考えたから、あえて言わなかった。

ーー「あえて」とは、意図的・意識的に言わなかったと言う意味か。

 ちがう。「あえて」は取り消す
ーー対応できるから言わなかったという意味がよくわからない。対応できるから言う必要がないということか。

 そうじゃない。対応できるから言わなかった。

ーー佐藤報告を公表した上で、「対応できる」と説明すればよいだけ。対応できると考えた上で、言う必要がなかったと考えたから言わなかったという意味にしか理解できない。

 ちがう

ーー佐藤報告をふまえて検討し、対応できるからB案にしようときめたということ?

 そうだ。

ーー佐藤報告を踏まえて検討を行った事実を記録した文書はあるのか

 ないと思う。

ーーでは、今回の回答(佐藤結果をふまえた検討を行い、かさ上げなどで対応できると判断した)は職員の記憶にもとづくものか

 そうだ。

ーー誰の記憶か

 ・・・

ーー鈴木係長、あなたの記憶か?
 
そうです

ーー鈴木係長は検討の場にいたのか。

 調査委託は私が発注にかかわった。当然、結果を報告する

ーーそれはいつ、どのような場か。会議か、それとも課内での会話か

 おぼえていない

ーー今回、課としての正式な回答をおこなうにあたって上司に事実確認を行ったのか。

・・・

ーーあなた自身の記憶があいまいなのだから当然、(佐藤報告を踏まえた)検討にかかわった上司に確認したのではないか? 課長?それとも別の職員?

 当時の課長はいません

ーーいまの福本課長は(佐藤報告を踏まえた)検討の内容を知らない?

 そうです

ーー今回の回答の根拠は、あなたのあいまいな記憶だけ。そういうことか

 ・・・

ーー佐藤報告を踏まえた検討がなされたことを記録した文書を知らないとのことだが、存在しないのか、それとも存在する可能性があるのか

 あるかどうか私はしらない。ないとは言っていない。

ーー担当部署のあなたが知らなければ存在しないのではないか。調べて回答してほしい。

わかりました

杉1小報告書隠蔽疑惑/「隠蔽ではない」と区釈明、 教委は危険把握しながら無視

 区立杉並第一小学校(杉並区阿佐谷北)の移転を含む大規模な開発事業を区民不在で強引に進めている杉並区が、同小学校の移転先(現・河北病院敷地)は災害発生時に浸水や延焼の危険が高く避難所として「不適切」であるとの報告を専門業者から得ていながら、区がこの事実を公表しなかった問題で、企画課(施設再編整備担当)は取材に対して「隠蔽したわけではない」と釈明した。しかし、公表しなかった理由については「今は答えられない」(佐藤係長)と口を濁した。

 災害発生時に浸水や延焼の危険が高く避難所として「不適切」--

 杉1小学校の移転案が致命的な難点を抱えていることを、区は遅くとも2017年1月には専門業者(佐藤総合計画)の調査報告書によって把握していた。区民や学童の生命にかかわる重要なこの事実をなぜ明らかにしなかったのか、取材班は1月20日、企画課(施設再編整備担当)に取材した。対応した鈴木係長とのやりとりは以下のとおりである。

--報告書で「不適切」と指摘された事実を説明会や議会で言ったことはあるか。

鈴木係長 「言っていない」

--なぜ言わなかった?

鈴木係長「今は答えられない」

--意図的に隠蔽したのではないか。

鈴木係長「いえ」

--箝口令が敷かれていた?

鈴木係長「箝口令は敷かれていない」

--説明会などにこの資料(佐藤報告書)を持っていったのか。

鈴木係長「持っていった」

--説明しなかったのは、たいしたことではないと軽視したということか。

鈴木係長「そうではない」

--区としての正式な見解を出してほしい。

鈴木係長「だせるかどうかわからない」

 一方、本誌取材班は同日、教育委員会(学校整備課)にも取材した。対応した同課野田係長は、「(震災避難所として不適切と記載された)報告書の記載を見たことはある」旨回答。その上で、学校としての安全性についていっさい検討をしていない事実を明らかにした。

--震災避難所として不適切とは、学校としても問題があるということではないのか。対策を検討しているのか。

野田係長「計画がまだできていないので、検討はしていない」

--いまから検討しなければ間に合わないのではないか。

野田係長「そんなことはない」

 危険な学校になることを教育委員会は気づいていた。しかし、これを黙って見過ごすにひとしい態度をとっている。説明責任をはたさない無責任な区政に対してさらなる批判の高まりは必至である。

 都市整備課と学校整備課の双方に対して、区・教委としての正式な見解を出すよう求めた。一部回答が得られている。追って報告したい。

杉1小移転計画地は 水没・火災の 危険大!!  「避難場所として不適切」 調査会社が2017年1月に指摘も区隠蔽か

 区立杉並第一小学校(杉並区阿佐谷北)の移転を含む大規模な開発事業を区民不在で強引に進めている杉並区が、同小学校の移転先(現・河北病院敷地)は災害発生時に浸水や延焼の危険が高く、避難所として「不適切」であるとの報告を専門業者から得ていたことが、情報公開請求によって発見された資料から判明した。

 問題の記載は「阿佐ヶ谷駅北東築大規模敷地活用に関する調査業務委託」と題する報告書。杉1小を建て替える場所の候補として、

・A「現地建て替え」、
・B-1、B-2「河北病院敷地への建て替え(敷地の利用方法が異なる2案)
 
 の計3案があるとして、それぞれの利点と欠点を検討・評価している。区の発注(2016年12月6日、随意契約161万円)により、佐藤総合設計が2017年1月に作成、提出した。

 報告書(佐藤報告書)によると、B-1、B-2案についてはこう評価している。

「(洪水時には)0.5~1メートル敷地全体が浸水」「(周囲に木造家屋が密集しており、震災発生時には)延焼・類焼の恐れ」があるため、「震災避難所として不適切」である。

 一方、A案の現地建て替え、つまり大通りの「中杉通」に面した現在の杉1小敷地の立地については、震災避難所としては「安全性高」と評価している。

 常識的にみればA案になりそうなものだが、区はなぜか「震災避難所として不適切」と評価されたB-1またはB-2の案を採用した。

 なぜ危険なB案なのか。その理由は不明だ。 B案なるものが登場した経緯も不透明というほかない。

 というのも、区は当初、現地建て替え(A案)の方針で計画を進めていたからだ。2016年8月4日、区は、現地建て替えを実行するために基本設計を佐藤総合計画に約6500万円で発注(後に5500万円に減額)した。基本設計は翌年3月に完成し、実施設計・工事へと進む予定だった。

 しかし、基本設計作業の途中で現地建て替え計画は突如として凍結される。そして、病院敷地に移転するB案が登場する。浸水・火災の危険を佐藤総合設計が指摘した事実は明らかにされないまま、2017年5月、移転する案に変更が決定される。一連の計画変更は、多くの区民の不信と反発を買うことになった。

 現地建て替え計画が凍結された後、区は住民や保護者向けの説明会や意見交換会を繰り返した。その際、浸水被害を指摘する疑問がなんども出たが、佐藤報告書が「震災避難所として不適切」と指摘した事実を区は決して明らかにしようとはしなかった。議会や区民説明会に対しても同様に、報告書の内容にはいっさい触れていない。

 不都合な事実を隠蔽した。そういわれても仕方がないだろう。

西荻窪商店会補助金不正問題「調査関連資料」開示される

 西荻窪商店会連合会の補助金不正受給問題に関して区が保有する文書が情報公開請求によって開示されました。PDFファイルで公開します。約250ページありますが、大半は協賛金受領の領収書の控えです。偽造された領収書の写しもあります。

・西商連不正問題資料(3分割の1・PDF約15M) 
・西商連不正問題資料(3分割の2・PDF約15M)
・西商連不正問題資料(3分割の3・PDF約15M)

杉並区議会の「閉ざされた」委員会室の改善求めて陳情書提出

 杉並区議会の委員会を取材する際、撮影許可を得ているにもかかわらず、指定された傍聴席や記者席から区長ら答弁者(理事者)の顔が物理的に撮影できないという問題がある。出入り口のあたりまで少し移動すれば横顔が撮影できるので、以前であればそうやっていたのだが、ここ数年は委員長が強く制止するようになった。許可を出しているのにもかかわらず実質的には撮影させないという矛盾した委員会運営がなされている。再三にわたって抗議してきたが、改善の動きはない。

 正式な手続きをへた権利を侵害しているのは明らかなので、あらためて改善を申し入れることにした。
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 2020年1月10日
杉並区議会議長あて
第3・4委員会室における撮影環境の改善を求めることに関する陳情
三宅勝久

陳情の主旨
第3・4委員会室で委員会を開催する際、理事者・質問者の肖像(顔)が撮影できるよう環境の改善を求める

理由
第3・4委員会室で委員会を開催する際、委員長による撮影許可(取材許可)を得ているにもかかわらず、撮影場所として指定されている傍聴席(記者席)からでは、理事者の肖像(顔)が見えず、物理的に撮影できない状態が続いている。傍聴者・取材者としての権利が不当に侵害されているので、すみやかに改善する必要がある。

お知らせ「阿佐ヶ谷問題ニュース」(仮名)創刊準備会へのお誘い

 読者のみなさん、こんばんは。

 杉並駅北の杉並第一小学校を中心とした開発計画が区と地権者と河北病院の3社により、住民不在のまま強行されています。この問題を深く調べ、広くつたえるために、阿佐ヶ谷問題をテーマにしたチラシ型のニュース媒体「阿佐ヶ谷問題ニュース」(仮名)を創刊することにしました。

 現段階での構想ですが、発行責任者を本ブログ主宰者の私・三宅勝久として、この問題に関心があるいろんな方に、執筆者・編集・取材協力のボランティアとしてかかわっていただけないかと考えております。月2回程度の定期発行をめざします。

 1月15日午後7時〜9時、杉並区産業商工会館にて公開編集会議(準備会)を開きます。ぜひみなさまのご意見をお聞きしたいと思います。お気軽にいらしてください。

 お問い合わせは本ブログのメールフォーム(ページ上段の「お問い合わせ」)よりお知らせください。

 ・杉並区産業商工会館
〒166-0004 杉並区阿佐谷南3丁目2番19号
03-3393-1501

 三宅勝久

【軍事作戦だけでは不十分だ。中東地域における腐敗した米国の存在を終わらせなければならない:イラン・ハメネイ師】

 イラン・メヘル通信社配信記事から、イラン最高指導者ハメネイ師の演説内容を紹介します。なお英語版から筆者が翻訳しています。

https://en.mehrnews.com/news/154311/Military-operations-won-t-suffice-US-corrupting-presence-in

【軍事作戦だけでは不十分だ。この地域における米国の腐敗した存在を終わらせなければならない:イラン指導者・ハメネイ師】

【テヘラン、1月8日(MNA)】–12月8日水曜日のテレビ生中継放送で、イスラム・イラン共和国の指導者ハメネイ師は、中東地域における「米国の腐敗した存在」を終わらせる必要性があると強調しました。

ハメネイ師は、1978年1月9日のパーラビ政権打倒の蜂起から42周年を記念して、コム市民と会合を持ち、テレビで国民向けに演説した。

 米軍によるソレイマニ司令官暗殺に報復するため、革命防衛隊は水曜日早朝、イラク西部のアインアルアサド米空軍基地を標的に波状攻撃を実施したが、生放送はその数時間後に行われた。

 イスラム革命指導者ハメネイ師は、1978年1月9日にパーラビ政権打倒をめざしたコム市蜂起の歴史的重要性に触れ、この画期的な出来事から教訓を得る必要性があると強調しました。

「当時コムの人々の手は空だったが、今日の私たちの手はいっぱいだ。わが国は世界のいじめっ子に対して完全に装備されている」と述べた。

 指導者はその後、西アジア地域での米国の陰謀を阻止したソレイマニ将軍の人となりと役割を賞賛し、「パレスチナに対する米国の陰謀は、彼らを弱体化した状態に保つことであったが、ソレイマニ殉教者はパレスチナ人が強く立ち、抵抗できるよう手助けをした」

「米国のイラク、シリア、レバノンの陰謀はすべて、この偉大な殉教者に阻まれた。米国はイラクがただの乳牛であることを望んだが、ハジ・カセム(ソレイマニ将軍)はこの米国に対する前線が拡大するのを助けた。

「レバノンの場合、米国はヒズボラから国を奪うつもりだが、ヒズボラは日ごとに強くなっている」

 ソレイマニ司令官暗殺に対するイランの報復について、指導者ハメネイ師は、米空軍基地でのIRGCミサイル攻撃に言及して「私たちの報復は別の問題であり、それは昨夜行われた」と述べた。

「報復に加えて重要なのは、軍事作戦だけでは十分ではないということだ。同地域の米国の腐敗した存在を終わらせることが重要だ」と指導者は強調した。

「アメリカ人は親愛なるイランに腐敗と破壊を持ち込もうとしている。交渉テーブルに座るという話は介入の序文であり、これは終わりにしなければならない。地域の国々は、米国の存在とその干渉を受け入れない」

「イランに対する米国の敵意は一時的なものではなく、固有のものだ。米国の敵意がやむだろうと考えて私たちが一歩後退するとすれば、それは重大な間違いだ」と彼は強調した。

 指導者は、ソレイマニ司令官暗殺に関連して米国国防総省とそのすべての協力者をテロリストに指定したイラン議会の動きを賞賛した。また、政府にイラクからの米軍撤退を命じた同国議会の決議を賞賛した。

Military operations won’t suffice; US corrupting presence in region must end: Leader

TEHRAN, Jan. 08 (MNA) – In a live TV address on Wednesday, Leader of the Islamic Republic Ayatollah Khamenei stressed the need for ending the “US corrupting presence” in the Middle East region.

Ayatollah Khamenei addressed the nation live on TV in a meeting with a large group of people from Qom, in commemoration of the 42nd anniversary of the January 9, 1978 uprising in Qom ゴムagainst the Pahlavi regime.

The live address also took place hours after the Islamic Revolution Guards Corps (IRGC) targeted the US airbase of Ain al-Assad in Anbar province in western Iraq after launching a wave of attacks in early hours of Wednesday to retaliate the US assassination of IRGC Quds Force commander, Lt. Gen. Qasem Soleimani.

During the meeting, the Leader of the Islamic Revolution first touched upon the historic significance of the January 9, 1978 uprising in Qom against the Pahlavi regime, and highlighted the need for taking lessons from this landmark event.

“People of Qom had been empty-handed back then, but today, our hands are full and the country is fully equipped against the world’s bullies,” he added.

The Leader then praised the character and role of Gen. Qasem Soleimani in having foiled the US plots in the West Asian region, saying “the US plot for Palestine was to keep them at a weakened state, but martyr Soleimani helped Palestinians to stand strong and resist.”

“The US plots for Iraq, Syria, and Lebanon were all foiled by this great martyr. The US wanted for Iraq to be nothing more than dairy cattle, but Hajj Qasem helped this expansive front [against the US].”

“For Lebanon, the US intends to deprive the country of Hezbollah, but Hezbollah has been becoming stronger by the day.”

Talking about Iran’s retaliation for the US assassination of IRGC Quds Force commander Lt. Gen. Soleimani, the Leader said “our revenge was a different matter, which was carried out last night,” referring to IRGC missile strikes on the US airbase of Ain al-Assad in Anbar province in western Iraq.

“What is important in addition to retaliation is that military operations do not suffice. It is important to end the US corrupting presence in the region,” the Leader stressed.

“Americans are insisting on bringing corruption and destruction into our dear Iran. Talks of sitting down at the negotiating table is a preface to interventions, which must end. Regional nations do not accept the US presence and its meddling measures,” he added.

“The US enmity toward Iran is not temporary; it’s inherent. It is a ‘gross mistake’ to think if we took a step back and comprised, the US would stop its enmity,” he stressed.

The Leader then praised the Iranian Parliament’s motion
designating the Pentagon and all subsidiaries terrorist following the US assassination of Lieutenant General Soleimani. He also praised the Iraqi Parliament’s resolution requiring the government to order the withdrawal of US troops from Iraq.