阿佐ヶ谷「けやきの森」破壊に異議あり/シール投票

 区立杉並第一小学校(阿佐ヶ谷)がある区有地を民間地権者に譲渡(按分)し、区は対価として、同地権者が貸している現河北病院の土地を取得して小学校を移転、河北病院は地権者の自宅がある「けやきの森」に新設する--という阿佐ヶ谷地区の環境激変計画が、区民の意見をほとんど無視した状態で強行されようとしている。

 問題はいくつもあるが、都心部におけるきわめて貴重な森である「けやきの森」がほぼ消滅するというのもそのひとつだ。猛禽類のツミ(タカ目タカ科・絶滅危惧ⅠA類=ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高いもの)の営巣が確認されている場所でもある。

 夏休み中盤の11日午後、「けやきの森」消滅計画についての意見を問うシール投票が区民有志の手により、JR阿佐ヶ谷駅前でおこなわれた。区民の関心は高く、1時間で111人が投票に参加した。「みどりを守りたい」「開発のためには仕方ない」「わからない」の3択の質問に対して、110人が「みどりを守りたい」を選んだ(「わからない」が1)。

 主催者によれば、シール投票はこんごも続ける意向だという。