政務活動費返還命令判決が出た杉並区議12人に公開質問状

 選挙直前に政務活動費を使ってチラシを作成・配布したのは違法だとして返還を命じる東京地裁判決が22日に出ましたが、これを受けて対象となる12人に区議会議員に、23日、公開質問状を送りました。またこれより先に違法判決を受け、現在控訴中(被告は杉並区長)の大熊昌巳議長(自民)に対しても、同様の内容の質問を送りました。

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杉並区議会議員
大和田伸、脇坂達也、今井洋、吉田愛、葉梨俊郎、富本卓、岩田生真、田中裕太郎、市
来伴子、杉並区議会公明党(大槻城一)、無所属区民派(結柴誠一・新城せつこ)様

 ジャーナリストの三宅勝久と申します。
 取材の一貫として下記のとおりご質問いたします。ご回答おまちしております。
 なお勝手ですが回答期限は火曜日中とさせていただきます。期日までに回答が無い場
合はその旨、記事などでご紹介することがあります。期日経過後に回答をいただいた場
合は、追記可能であれば紹介する予定です。
 
 2014年度政務活動費の支出をめぐる住民訴訟の一審判決が3月22日、東京地裁
でありました。判決のとおり、一部支出について違法だとして返還を命じる内容となっ
ています。つきましては、この判決を受けてどのような対応をとるお考えか、下記の問
いにお答えください。

1 
 返還が命じられた支出について
 A敗訴分について自主返還する B敗訴分については自主返還しない

2 判決内容についての意見
 A判決は不服である      B判決を真摯に受け止める

3 被告区長のとるべき対応についての意見
 A被告区長は控訴すべきである B被告区長は控訴すべきではない

4 その他意見があればお聞かせください。
 
 
以上 

杉並区12議員の政務活動費支出330万円は違法と東京地裁判決

 チラシ類に一括大量投下の傾向が強まり、政治活動への公金流用が指摘されている杉並区議会議員の政務活動費について、17会派21議員に対して2014年度分約1000万円の返還を求めた住民訴訟の一審判決が、きょう(3月22日)、東京地裁でありました。古田孝夫裁判長は、自民党7議員を筆頭に計12議員(6会派)が支出した動年度の政務活動費のうち約330万円を違法と認定、会計上の処理による控除後の270万円を区に返還するよう田中区長に命じました。

 選挙前や政治活動の趣旨を含むことが明白なチラシの作成・配布行為について、按分2分の1を超えたものは違法になるという判断をしました。同種の判決は全国的にもまだ例が少なく、東京では画期的といってよいと思います。

 東京地裁が違法と認定した議員と金額は以下のとおり(敬称略)。

 1 大和田伸(杉並区議会自民党) 50000円(自民党チラシ代金のうち50%)
 2 脇坂達也(同)        50000円(同)
 3 今井洋(同)         50000円(同) 
 4 吉田愛(同)        530346円(同、区政報告代金のうちの50%)
 5 葉梨俊郎(同)       449600円(同、区政報告代金のうちの50%)
 6 富本卓(同)        165000円(同、区政報告代金のうちの50%)
 7 岩田生真(自民・無所属クラブ)47434円(区政報告代金のうちの10%)
 8 田中裕太郎(美しい杉並)  324000円(区政報告代金のうちの50%)
 9 市来伴子(社民)      326000円(区政ニュース代金のうちの50%)
10 公明(大槻城一)      150755円(区政報告代金のうちの50%) 
11 無所属区民派(結柴誠一・新城せつこ)114万2589円(区政報告代金のうちの50%)  

 被告田中区長が控訴する可能性もあり、まだ確定までは時間がかかるかもしれません。取り急ぎご報告します。ご支援いただいた皆様には心よりお礼申し上げます。 

★17会派21議員の政務活動費返還請求訴訟 一審判決(約11Mバイト)

催しのお知らせ 3月20日19時〜〈防衛省の情報操作と「記者クラブ」を問う!〉

 みなさん、こんにちは。
 催し物のお知らせです。
 3月20日19時から、本郷三丁目の出版労連会議室A(チラシにはBとなっていますが変更になりました)で、下記の勉強会を開催します。日本において報道の自由とは存在するのか、記者クラブとは何か――(フリー)ジャーナリストの私が同じくジャーナリストの寺澤有さんをお招きして話しあいます。ご関心のある方はお越しください。

 出版労連(日本出版労働組合連合会)
〒113-0033 東京都文京区本郷4-37-18 いろは本郷ビル2F
TEL:03(3816)2911 

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〈防衛省の情報操作と「記者クラブ」を問う!!
大臣記者会見にフリー記者はなぜ参加できないのか?!〉

防衛大臣の記者会見にフリージャーナリストが参加できないのはなぜか。
フリーを排除する上で記者クラブの果たしている役割とはなにか。
フリーを記者会見に参加させないことで日本社会にどのような影響があるのか。

これらの問題をテーマにした勉強会を行います。
報告者は出版ネッツ関東支部の三宅 勝久氏(ジャーナリスト)、
ゲストにフリージャーナリストの寺澤 有氏をお招きし、
この問題の根底に何があるかを探っていきます。

日 時:2019.3.20(水)19時~21時
場 所:出版労連会議室A(地図) ※チラシでは「会議室B」となっていますが、「会議室A」に変わりました。
参加費:無料(出版労連組合員)、500円(前記以外の方)
主 催: 出版ネッツ関東支部