区長日程表と区長専用車運行簿公開

 現在杉並区長選挙(24日投票)に立候補している田中良区長が、公用車をつかって飲食をふくめて私的な活動を頻繁に行っていることが問題視されています。
 情報公開請求によって入手した、区長日程表と区長車の運行簿を公開します。読者のご協力によるものです。特に区長日程表は「毎日廃棄」という異常な対応をとっているため、毎日情報公開請求するという努力なしには得られなかったものです。

 分析は追って行いたいと思います。

・区長日程表(2016年3月15日-5月18日分、PDFファイル・約15Mバイト)
・区長専用車運行簿(2016年3月-5月分、PDFファイル・約7Mバイト)

杉並区による「放置自転車」保管は手数料の担保目的ではない

 さる5月2日午後、高円寺駅北口のスーパー敷地と歩道の境界付近に駐輪していた筆者の自転車が、杉並区が委託する協和産業の作業員によって「撤去・保管」された。この自転車の返還と、条例でさだめている「手数料」(5000円)の納付方法をめぐって、現在区との間で協議が続いている。

 6月16日現在、解決にいたっていない。

 この間、筆者は区に対して次の要求をしてきた。

 1 手数料を払う必要があるのであれば、区に直接払いたい。よって納入通知書または納付書を発行してほしい。

 2 自転車を引き取りたいのですみやかに引き渡してほしい。

 この要求に対して区は次のとおり回答している。

 ・納入通知は業者が口頭ですでに行った。よって納入通知書も納付書も発行できない。

 ・手数料は保管場所において業者が徴収するようにしている。よって手数料を納付しないと自転車は引き渡せない。

 1ヶ月以上にわたるやりとりを通じて、次第に問題のありかがはっきりしてきた。納入通知書や納付書を発行できない理由は、本当に区が言う「業者が口頭で通知をした」ことなのだろうか。おそらくちがう。区が誰かに対して入金を求める場合は、原則として事前調定という手続きを行う。それをしていないだけではないか。

 つまり、現状筆者には、正式な形での手数料の支払い義務は存在しない可能性が高い。

 仮に筆者が自転車を引き取りに行かず、手数料も払わず、区がこれを処分した場合にどうなるか。撤去・保管手数料をもはや筆者に請求することはできない。自転車なきあとに「口頭で」請求されても、払いたくはない。払わせようと思えば、それこそ納入通知書をつくって支払いを求めなければならない。ところが、納入通知書は作れないのだと頑なに言っているのである。

 「カネもって取りに来ないと捨てるぞ」と脅しながら、だれからでもいいから手数料を回収しているのが実態ではないか。

 撤去・保管費用を区長は利用者等から徴収できる旨条例でさだめている。しかし、だれもから平等に徴収しているわけではない。自転車を取りに来た人からは徴収し、取りに来なかった人に対しては徴収しない。そんないびつな運用をしているともいえる。

 であれば、なおさら納入通知書がない状態で手数料を払うことには躊躇を感じる。

 そして、手数料をはらわない(払いたくても払えない)ことを理由に自転車を返さないのも誤った運用というほかない。自転車が手数料の「担保」ではないことは、引き取り手がなくて区が処分した場合、それによって得た利益を手数料の一部にあてていない事実からも明らかである。

 
  

 

  

区長日程表・都内特別区調査5/  新宿・中野・台東区は1年保存

 杉並区の区長日程表が毎日廃棄されている問題で、22特別区の状況について引き続き報告する。新宿区と台東区から回答があった。それぞれ文書管理基準表に基づき1年間保存しているという。

 また、ホームページ上で公開しているもの以外に区長日程表の類はないと回答していた中野区だが、情報公開請求したところ、「区長の予定情報(グループウエアシステムの画面を印刷したもの)」という文書を特定して、開示決定がなされた。1年保存しているという。

区長日程表・都内特別区調査4/千代田は3年、港は1年保存、練馬は「随時廃棄」

 杉並区の区長日程表が毎日廃棄されている問題で、22特別区の状況について引き続き報告する。6月5日までに、千代田、港、練馬区からそれぞれ回答があった。このうち、練馬区は「随時廃棄」、千代田区は3年保存、港区は1年保存という扱いであることが判明した。

・千代田区 千代田区文書管理規程に基づき3年保存として管理している。

・練馬区 その効用が失われた後、随時廃棄。練馬区文書管理規程および練馬区文書保存年限設定基準。(※随時廃棄の具体的な廃棄時期について再質問中)

・港区 文書管理規定37条3項「供覧文書等」にあたり1年保存している