埼玉県知事特別秘書違法給料支給問題で自民党県議団に質問状

 埼玉県「知事特別秘書」違法給料支給問題で自民党県議団は、今年3月、精査のうえ必要があれば返還請求するよう求める附帯決議案を提案し、採択された。指摘は的を得ている。しかし、この問題提起は自民党埼玉県議団自身にも説明を求める結果となる。つまり、自民党埼玉県議員の柿沼トミ子氏は過去に知事特別秘書をしており、違法な給料・手当を受け取った疑いが高いのだ。

 自らの問題に取り組まないまま、県知事をせめたてたところで意味はない。単なるパフォーマンスかどうか、ためされている。

 また、3月6日の予算特別委員会で質問にたった自民党の田村琢実委員(議員)は、知事特別秘書の問題に触れる際「私の嫌いな雑誌の週刊金曜日というところから(笑)、あの記事がでていまして」と発言した。記事とは筆者の署名記事である。「私の嫌いな」は質問の文脈とはなんら関係がなく、単なる個人的な憎悪の感情を述べたものと思われる。どの雑誌がすきだろうが嫌いだろうが個人の自由だが、委員会という公の場でその好き嫌いを意味もなく発言するとすれば別問題である。筆者の記事に対して不当に悪い印象を与えるおそれがある。筆者としてはとうてい看過できない。ヘイトスピーチといってもよいだろう。

★自民党田村琢実埼玉県議会議員の「私の嫌いな週刊金曜日」発言

 この問題も含め、筆者は14日、自民党埼玉県議団に添付のとおりの質問状を送った。回答期限は21日。回答はまだない。ここに転載する。

埼玉県議会自由民主党議員団 御中
同会派所属議員・田村琢実さま
同会派所属議員・柿沼トミ子さま

前略 私はジャーナリストの三宅勝久と申します。埼玉県特別秘書に関連して、いくつか質問をさせていただきたいと考え、連絡差し上げた次第です。ご多忙のところまことに恐縮ですが、よろしくご対応願います。

1 現在の知事特別秘書に対して、一般職職員の給料表の上限を超える額の給料月額が支給される点について、条例違反の違法な支給であるとお考えですか。条例を制定された議会の一員としてのご意見をお聞かせください。

2 柿沼トミ子議員は、過去に知事特別秘書をされた経験がおありですが、当時受け取った給料額と手当額を公開する予定はありますか。これらの支給のなかに、条例に反して違法なものがあったとお考えですか。また、違法なものがあれば返還する用意はありますか。

3 3月6日の予算特別委員会の質問のなかで田村議員は「私の嫌いな雑誌の『週刊金曜日』というところから(笑)、あの記事が出てまして…」と発言されています。どういう理由で、あえて「嫌い」という感情を表現されたのでしょうか。理由をお聞かせください。また委員会での発言として適切だったと思われますか。
草々

 大変勝手ですが、1週間以内のご回答をお待ちしています。
 なお、念のため議会事務局と県連の双方に同じものをお送りしています。

 2018年5月14日

三宅勝久(ジャーナリスト)
(略)


自民党埼玉県議団への質問状