委員会答弁にたつ区幹部の肖像を撮影させない杉並区議会の閉鎖ぶり

 杉並区予算特別委員会で答弁に立つ区幹部の肖像が、取材であっても「傍聴席を離れて撮影することは認めない」という理由から撮影できない現状に対して、

審議に支障のない範囲で席を移動して撮影できるよう配慮してほしいと筆者は昨日、大和田伸委員長(自民党区議会議員)宛に申し入れを行った。

 これに対する回答が、13日、区議会事務局次長を介してあった。結論は「否」であった。取材目的の傍聴・撮影許可に対しては、取材席を設ける配慮をしているという説明である。

 

 理事者の背中しか写せないのであれば、まったく配慮にかけていると言わざるを得ない。引き続き、予算特別委員長と議長にあてて、

1 理事者の背中しか写させない状況は、知る権利を侵害し、開かれた区議会の精神に反するのではないか、意見を聞かせてほしい。

2 新聞テレビなど他メディアに対しても差別なく同様の対応をしているのか。
 
 という質問を行った。

回答がありしだい報告したい。

安倍晋三氏が代表をする自民党支部の2016年分政治資金収支報告書と領収書

 首相(行政府の事務長)の安倍晋三衆議院議員が代表をする自民党支部(自民党山口県第4支部)の2016年分政治資金収支報告書と領収書を入手したので公開したい。

・自民党山口県第4支部2016年分収支報告書

領収書1
・領収書2
・領収書3
・領収書4
・領収書5
・領収書6

高円寺小中一貫校校舎工事延期「妨害原因説」完全に破綻/ プール解体工事手続きは都の工事許可後にせよーーと区が指示

 設計の修正が多数発生して都の許可が当初の見通しより4ヶ月も遅れ、開校時期が1年先送りになった杉並区立高円寺小中一貫校の校舎建設工事について、「遅れの原因は住民の妨害だ」という区や業者の苦しい強弁を完全につき崩す事実が発覚した。

 都の建築許可(計画通知)の遅れが工期の遅れではないかとの指摘に対して、区側はこれまで、<計画通知がでなくてもプールの解体工事はできる状況にあった。住民の「妨害」で解体工事に着手できず、数ヶ月にわたる大幅な遅れの主因になったーー>という趣旨の説明をしてきた。

 ところが3月12日の予算特別委員会で富田琢区議(共産)が明らかにした資料(仮称杉並区高円寺地域小中一貫教育校及び併設1施設建設建築工事 建築分科会第7回議事録)によると、計画通知(2017年4月18日)が出る前の2017年3月29日の時点で、業者から「東京都への提出のリサイクル計画書の提出時期について」区に対して質問がなされ、区営繕課の恩田職員が「計画通知がおりしだい提出する」と回答していることがわかった。

 プールの解体工事は都の計画通知が出た後で開始する。そう区が考えていたことを裏づける動かぬ証拠である。

 また確認許可直後の2017年4月19日の同建築分科会では、「解体工事・仮設工事の施工計画書の提出をお願いします」と設計業者(教育施設研究所)職員とみられる者が発言、「了解しました」と業者とみられる者が回答している。

 これらのやりとりに先立つ2017年3月1日の同建築分科会の議事録には、「解体のリサイクル計画書について」との表題で、こんな記述がある。

「ガードフェンス設置から解体工事開始になるようです。東京都へ提出する際に一緒に同席しますので、日程等決まりましたら連絡をお願いします」

「了解しました」

 発言者と答えた者は非開示にされていて不明だが、プールの解体工事に必要な手続きは、都の建築確認が降りるのを待って行う方針だったことがはっきりと読み取れる。

 つまり、住民の「妨害」で解体工事に着手できず、数ヶ月にわたる大幅な遅れの主因になったーーとする「住民の妨害で解体工事が遅延」説は完全に崩れた。

 12日の予算特別委員会で富田区議は「杉並区は小中学校の保護者にたいして、住民の妨害によって工事がおくれて一貫校の開校も工事もおくれたと通知した。同様の内容でホームページにものせた。しかし実態はちがっていた。自分たちがだした計画通知がのびにのびて、その遅れで工期がおくれたのを住民のせいにしたわけです。みなさんこれはあまりにもひどいではないか。住民に対して責任のなすりつけ、こんなことやっていいんですか」と指摘した。

 これに対して伊藤学施設整備担当課長(営繕課)は「工事着手できなかったのは妨害がつづいていたためであって、妨害がなければこういったリサイクルの届け出とかですねそういうのをぱっとだして着手していたものでございます」とかみあわない答弁をした。

 紙製のプラカードと肉声で「区は住民と話し合え」と訴えただけの高齢者を中心とする住民の行動に対して、「妨害」であり何ヶ月も工事を遅らせた原因であるときめつけてきた区の説明は、誰の目にも完全に破綻し、嘘をふりまいてきたと非難されてもやむえない状況に陥った。そしてなおも呪文のごとく「住民の妨害」を繰り返す区の態度はじつに不自然きわまりない。

 ともあれ、民意を無視した田中良区長の区政運営と、同区長を無批判に支えつづける徹している過半数の区議の責任がきわめて重いことは言うまでもない。

 ※

 なお、12日の予算特別委員会で筆者は、取材目的を告げたうえで傍聴・撮影・録音・コンピュータ端末の使用について委員長の許可を受け、傍聴席についた。ところが席の配置の関係で、理事者(区長ら区職員)の顔を撮影するためには席を移動する必要がある。出入り口付近であれば、議事も出入りも妨害せず撮影することができるので、その旨配慮してほしい旨、委員長宛に書面で申し入れた。ところが結果は「不可」であった。区長も副区長も幹部職員も、後ろ頭だけ写して記事に載せておけということらしい。

 正当な取材に対する妨害であり、市民の知る権利を損なう横暴な判断というほかない。区長ら幹部職員の肖像を撮影取材する権利を獲得すべく、筆者は闘うつもりである。読者各位のご支援をお願いしたい。

★予算特別委員会での富田琢議員の質問と伊藤学施設整備担当課長の答弁(MP3ファイル・約25M 音声)