「杭発注の遅れは住民のせい」営繕課長が強弁

 高円寺小中一貫校工事の遅れの原因は、都の建築許可の遅れとそれに伴う杭発注の遅れに主たる原因があるのではないか。筆者の疑問に対して、伊藤営繕課長は「住民の妨害のせいだ」と強弁としか思えない説明を行った。以下やりとりを再録する。

(2017年12月18日 営繕課伊藤課長電話取材)

ーー杭発注遅れたのはなぜか
伊藤 住民の妨害によってプール解体工事が遅れたため。プール解体しないと杭発注できない。
ーー設計変更されている。時期は?
伊藤 杭変更は10月から10末。11月8日に教育施設研究所を通じて確認申請だした。
ーー確認がでたのは4月18日だが、当初の見通しは?
伊藤 1月中旬にはでると考えていた。
ーーその後1月末に杭発注の計画
伊藤 そう
ーー確認の遅れが工事の遅れではないのか
伊藤 ちがう。住民の妨害が原因だ
ーー妨害というが、区は現場に一度もいっていない。
伊藤 いっていない
ーーなぜ
伊藤 行っても無理。騒ぎになる。
ーー「妨害」は報告うけた
伊藤 業者から受けた
ーー区として何をした
伊藤「業者のほうには、なんとか工事をやれ」とお願いした
ーーそれだけか
伊藤 そうだ。
ーー杭発注が当初計画の1月末になされていないことをいつ知った
伊藤 記憶にない
ーー工程見直しを指示したのはいつ
伊藤 5月中旬
ーー5月中旬は、まだ杭が発注できていなかった。平成31年(2019年)4月開校が無理になる可能性について、すでに認識していた?
伊藤 あった。
ーー教育委員会に報告したか
伊藤 学校整備課の職員は知っていた。教育委員会には報告していない。
ーー開校延期になるかもしれない。検討中であるということを早い段階で報告すべきではなかったか。
伊藤 確定していないので報告すべきではない。
ーー工程表見直しの経緯
伊藤 5月中旬に見直し指示、6月14日に新工程表案作成、設計側の意見をうけて30日に改訂版。さらに再調整して9月26日付けのもの。
ーー5月から開校延期決定(11月)まで半年間に、工事の遅れはあったか
伊藤 ない。
ーー建築確認の遅れが工期の遅れの原因ではないか
伊藤 ちがう、住民の妨害だ。裁判所も認定している
ーー裁判所の認定した「妨害」は何日?
伊藤 9日。しかし白石は17日といっている
ーー1月30日の件は私も現場にいたが、妨害ではない。嘘をついている
伊藤 じゃそう主張すればいい
ーー白石のいっていることを鵜呑みにしているが、区は一度も現場を確認していない。
伊藤 妨害で工事が遅れたと報告うけている。
ーー仮に妨害で遅れたとしても、9日か、20日の「妨害」によって4ヶ月遅れたというのは釈然としない
伊藤 業者の手配とかいろいろある。
ーー何ヶ月の遅れにならないよう手をうったのか。
伊藤 検討したが無理だった。
ーー本体工事着工前の工事日報などの記録はあるのか。
伊藤 ある
ーーその内容をみて「4ヶ月の遅れは住民の妨害が原因だ」と判断したのか
伊藤 記録をみて判断したわけではない。