東名事故「現場道路は開通当事まま。拡幅工事していない」

 高速道路を走っていた乗用車が中央分離帯を飛び越えて反対車線に入り、大事故を起こした問題で、筆者はけさ、現場道路の管理者であるNEXCO中日本の広報担当部署に電話をかけ、取材を行った。事故のことは東京支社で対応しているとのことだが、道路の建設状況などであれば回答可能だという。

 質問の焦点は、堤防状の中央分離帯になぜなったのかという点である。まず、拡幅工事をしたのかどうかをたずね、建設担当部署にたしかめてもらったところ、意外にも、それはないとの回答が返ってきた。

「昭和44年(1969年)2月1日、豊川インター-静岡インター間で4車線一括開通した。以後拡幅工事はしていない。上下線で段差があるのは、現場がカーブになっているので走行車がうける遠心力に対応するために設計にしたものである。分離帯の構造は、道路構造令にもとづくNEXCO社の設計要領できめている」

 では、現場道路について、中央分離帯などの設備を見直すような議論はこれまでになされてこなかったのか。また中央分離帯を跳び越すような事故は過去になかったのか。NEXCO中日本が把握している範囲でおしえてほしい-と引き続き質問を行った。

  回答がありしだい、お伝えしたい。