白石建設の「盗撮」を容認する杉並区の奇妙な態度

 2017年12月17日、高円寺中学校で開催された「工事説明会」の場で、説明要員として出席した白石建設社員が会場の住民らを正面から密かにビデオ撮影し、さらにその後、その映像を証拠にして「妨害禁止」の仮処分を申し立てるなどしている問題で、杉並区は白石建設の盗撮行為を把握していなったとしながらも注意などはせず、いっさい問題視してしない事実がわかった。営繕課の伊藤施設整備担当課長は9日、筆者の電話取材に対して、明らかにした。

 盗撮していることを、区は知っていたのではないか。そう疑わざるを得ない奇妙な態度である。

 伊藤課長は「説明会は事業者と区との共催である。撮影は事業者が必要だと考えてやったのだろう。事業者のやることに区があれこれ言うことはできない」などと説明した。しかし、説明会の案内文には、区と区教委の名前しかなく、区・区教委が主催した説明会としか理解できない。共催ということが明記された文書もない。

 まさかビデオ撮影されているなどと住民は考えていなかっただろう。

 「盗撮したことに問題は本当にないのか−−」

 そうただしたが、伊藤課長は「答えられない」などとしながら、白石建設の盗撮行為を区は事実上黙認する態度であることを明らかにした。行政のとるべき態度としては異常というほかない。問題の火がさらに大きくなるのは必至だ。