「よみがるCIAの拷問」

 カウンターパンチに元CIA(米国中央情報局)分析官・メルビン=グッドマン氏による「よみがえるCIAの拷問」と題する記事が掲載されています。拙い訳で恐縮ですが、紹介します。誤訳等ご意見ありましたらお知らせください。

Return of the Torturers: Back to the Crime Scenes of the Past

http://www.counterpunch.org/2017/02/03/return-of-the-torturers-back-to-the-crime-scenes-of-the-past/

Posted By Melvin Goodman On February 3, 2017

 トランプ政権は過去20年に起きたおぞましい犯罪(拷問や虐待、秘密の刑務所、特別移送※を含む)の時代にもどろうとしている。

 ※米国以外で拘束した人物を国外に連れ出し、秘密裏に拘束すること

 CIA副長官にジーナ=ハスペルを指名した。この事実は、大統領や国家安全保障補佐官、CIA長官によって容認された(そのご批判された)水責めを含む拷問が、ふたたび米国の反国際テロ運動の主要な役割を担うことを意味する。

 ハスペルは、ブッシュ政権時代に起きたCIAによる犯罪的行為の中心的人物である。タイに秘密刑務所をつくり、アブ=ズベイダ氏とアブド=ラヒム=ナシリ氏に対する残忍な取り調べ※※が行われた。

※※http://www.afpbb.com/articles/-/3033846?pid=0

 これらの拷問によって得られた情報は何ひとつない。

 反テロセンターの長であるホセ=ロドリゲスは拷問のビデオの廃棄を命じた。彼に破壊を指示したのはハスペルだった。CIAの拷問と虐待に関する上院の調査がすでにはじまっていた時期で、明らかに証拠隠滅である。
 
 ジョン=ブレナン前CIA長官は2013年、作戦のためにハスペルを副長官にしようとした。しかし上院情報委員会のダイアン=ファインステイン委員長※※※は彼女の任命を阻止した。

※※※CIAの拷問を上院で調査した際の責任者

 現在、上院情報委員会の委員長はリチャード=バー上院議員だ。彼はCIAの拷問を告発した権威あるファインステイン報告が世に広まらないよう邪魔をした。

 そして現在のマイク=ポンペオCIA長官にいたっては、水責めが拷問であるという認識すら持っていない。水責めをする者を「愛国的だ」と述べている。
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〈トランプ、安倍と困惑する日本の「サムライ」〉

 カウンターパンチに〈トランプ、安倍と困惑する日本の「サムライ」〉
と題する興味深い記事が載っています。筆者はジャーナリストのアンドレ=ブルチェック氏です。拙訳で恐縮ですが、紹介します。

http://www.counterpunch.org/2017/01/27/trump-abe-and-confused-japanese-samurais/

Trump, Abe and Confused Japanese ‘Samurais’

Posted By Andre Vltchek On January 27, 2017 @ 1:50 am In articles 2015

 さようなら、オバマ大統領! 日本はあなたの退任を悲しんでいる。なぜなら、あなたは本当の友人で、突出して予測可能な支配者であり、真に伝統的な帝国主義者であったからだ。あなたは雄弁と、賞賛すべき熱意、そして効率性によって、なかなか支配に応じない植民地を苦しめた。

 じきにやってこようとしているのは、これまで経験したことのないものだ。だから恐ろしい。

 従順でよくしつけられた日本は、歴史的に、予測できないものをひどく嫌う。大きくて確実な利益がもたらされ、厳格な要領と作法が尊重される限り、自分自身の身を売り渡すことなどいっさい気にしない。

 やってこようとしているシナリオは恐ろしいものだ。大洋をまたぐ新しい大きな醜い男は、すぐになにもかもマナーをぶちこわしにして、売春婦や暴利を貪るものたちを、そのありのままの名前でよぶだろう。

 日本の政府と巨大な産業界は日夜恐怖に震えている。いったいどんな変化がやってくるのか。言葉の汚いあらたな主をどうやってなだめればいいのか。

 大自動車企業のトヨタは新しい皇帝をなだめるために100億ドルを使うのだろうか。もちろん、どんなお金であれ役に立つだろう。皇帝は満足するにちがいない。

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「マスダ顧問報酬を取り返せ裁判」第1回弁論は3月23日10時45分東京地裁703号法廷

 2日出勤しただけで35万円もの報酬を得た増田寛也・杉並区非常勤顧問に対して、これは違法な支出だとして返還をもとめる住民訴訟の日程がきまった。第1回口頭弁論は3月23日午前10時45分、東京地方裁判所703号法廷で開かれる。

 多くのかたの傍聴をお願いする次第である。

疑惑のボーリング報告書を作った「教育施設研究所」に文科省OB天下り

 総工費82億円の高円寺小中一貫校計画をめぐり、文科省建築指針で「高層」とすべきところを「中低層」と偽って分析したボーリング調査報告書を作成し、基礎杭の深度を浅めに評価した疑いがもたれている(株)教育施設研究所の取締役に、指針を作った担当部である文科省文教施設企画部のOBが天下っていることがわかった。

 問題の文科省OBは岡誠一・元文教施設企画部技術参事官。同省退職後の2012年1月に独立行政法人日本スポーツ振興財団に「技術アドバイザー」として再就職、そのご株式会社教育施設研究所に入り、取締役になっている。同研究所の入社時期などは不明。

 文部科学省は取材に対して、「教育施設研究所取締役の岡誠一氏が文科省OBの岡氏と同一人物かどうかは確認できない」と述べていたが、筆者が2日、中央区の教育施設研究所を訪れて社員にただしたところ、同一人物であることを認めた。

 文教施設企画部は問題の文科省指針をつくった当の部署だ。そこの幹部が役員をやっている会社が、指針がうたう「高層」と「中低層」を読みちがえたボーリング報告を書くというのはいったいどういうことなのか。単純な「誤り」と考えるには不自然にすぎる。

 杉並区営繕課はボーリング報告の誤りを認めている。しかし、「設計会社(教育施設研究所)に訂正を求める」としただけで、同社の設計にしたがって工事を進める方針だ。公金をつかって公の施設をつくるというのに、監督する気概が感じられない。

 たとえるなら、血液検査の結果が素人目にもわかるほど明らかにまちがっているのに、「まちがっただけだ」といいながらその病院が作成した治療計画をあくまで信用して手術をするようなものである。

 子どもが減るといいながら、区は反対の声を押し切って小中一貫校計画を進めていた。当初は4階建ての予定だったとみられるが、いつのまにか6階建てに変わった。そして、なぜそれほど大きな建物がいるのかと問われたいま、「子どもが増える」といいだす始末だ。

 小中一貫はじつは不要だったのではないか、学校をつぶして建物を建てて建設業界にカネを稼がせることそのものに本当の狙いがあるのではないかーーそんな疑いを抱かざるを得ない。

 なお、白石建設らJVは1日、慎重に設計を見なおせとの住民の反対にもかかわらず強引に測量を開始、99.3%という異常に高い落札率をはじめ疑問と疑惑に満ちた計画は事実上着工した。