高円寺小中一貫校、当初は4階建て中学校校舎建て替え想定か

 文科省官僚が天下りしている教育施設研究所が杉並区に提出したボーリング調書に改ざんが疑われる「誤り」が見つかるなど、数々の疑問が浮上している高円寺小中一貫校校舎建築計画をめぐり、杉並区が当初、4階建て中学校校舎の現地建て替えを計画、その後なんらかの事情で6階建ての計画に変更された可能性が高いことが情報公開で開示された文書からわかった。

 2014年6月26日に311万400円(うち23万400円は消費税・地方税)で第一航業に発注したボーリング調査の「地盤調査業務委託仕様書」にはこう書かれている。

 構造:鉄筋コンクリート造
 階数:地上4階
 用途:中学校

 あきらかに中学校校舎の単純な建て替え計画である。ところが、翌2015年6月10日に教育施設研究所に約4000万円で発注・契約した「基本設計」の仕様書に記された建物の構造・用途は、次のとおり内容が変わっている。

 構造:鉄筋コンクリート造又は鉄骨鉄筋コンクリート造
 階数:地上6階建
 用途:小学校・中学校・学童クラブ

 先日、筆者は教育委員会学校整備課を訪れ、対応した伊藤学係長に「当初4階建て校舎の建設を計画していたのが、6階建てに変更になっている。いつどういう経緯で変わったのか」とただした。これに対して伊藤係長はこう答えた。

 「4階建ての計画など存在しない」

 「ボーリングは4階建てを想定して行っている。明らかに4階建て計画があったはず」

 「教育委員会ではわからない。うちは把握していない」

 あくまで「4階建て」の計画などなかったと繰り返した。ではいったい、誰が、なぜ「4階建て」「中学校」という内容の仕様書をつくり、ボーリングを発注したのか。教育委員会は何かを隠しているのか、あるいは本当に知らなかったのか。不可解というほかない。