疑惑のボーリング、仕様書に深度記載なしと判明

 文科省文教施設企画課の技術審査官が役員で天下っている(株)教育施設研究所に、杉並区が高円寺小中一貫校校舎の実施設計とボーリングを2016年に発注した際、ボーリング調査の詳細が仕様書にいっさい記載されていないことが、情報公開請求で開示された文書から明らかになった。

 教育施設研究所のボーリングをめぐっては、調査報告書に「高層」とあるべきところを「中低層」と偽って書くなど、その信頼性に疑問が出ているが、その背景に、発注者である杉並区のずさんな指示があったことが浮き彫りになった。

 高円寺小中一貫校校舎計画をめぐるボーリング調査は、2014年に第一航業(杉並区阿佐ヶ谷北)に発注して3本行っている。このときの仕様書は深度や想定した建物の大きさ(4階建てを想定)、調査内容を詳細に指示していた。

 
ボーリングの深度、支持層を5メートル以上確認することなど、具体的な指示がなされている2014年発注のボーリング仕様書。


ボーリングの内容についていっさい記載がない2016年発注の仕様書(その1)。

(同その2)。