時給8万円の増田寛也杉並区顧問、北海道顧問の待遇は日当12000円、年2−3回と判明

 9月はわずか2回の登庁、4時間あまりの仕事で35万円の顧問報酬を杉並区の公金から受け取った増田寛也氏が、同じく顧問をする北海道では、日当1万2000円で年2−3回の講演をする程度の待遇だったことがわかった。

 北海道地域主権課によれば、増田氏は2009年から北海道顧問となった。非常勤の特別職で顧問料は1万2000円。「北海道特別職職員の給与等に関する条例」が定める1万8700円以内という規程にしたがって決められた額という。

 勤務状況は、年2ー3回の講演会をするだけだという。その際、東京往復の旅費・宿泊費が、規程にしたがって別途支給される。

 一般職の非常勤職員でありながら月数回程度の登庁で月額35万円を払う杉並区の待遇は、ほとんど税金でこづかいを与えるのと変わらない、そう言っても過言ではあるまい。

増田寛也・杉並区顧問の「神戸市顧問」としての待遇が判明

 月に数回・数時間しか働かない非常勤一般職員でありながら月額35万円という破格の待遇で杉並区が顧問として雇った増田寛也都知事候補(元岩手県知事・総務大臣)は、神戸市や北海道の顧問もしている。このうち神戸市顧問としての待遇が判明した。

 神戸市人事課の説明によれば、増田氏は2014年に特別職顧問として採用した。市議会の同意は不要。仕事内容は年1回開く講演で、30万円を支給した。これまでに3度講演を開催し、計90万円を払ったという。

 神戸市の人口は約150万人、予算規模は一般会計約7300億円、特別会計約7300億円、企業会計約3000億円の、計1兆7000〜8000億円(2016年度)。杉並区は人口55万人弱、予算は一般会計で1800億円弱(2016年度)だから、人口で神戸の3分の1、予算規模で10分の1だが、増田顧問への報酬のはらい方は、杉並区のほうがはるかに高待遇だ。登庁はわずか2日間、4時間あまりの意見聴取で35万円を払っていることがすでに判明している。

 増田氏が都知事選に出た際、田中良区長は応援演説をしていることが目撃されている。田中区長は自身の報酬を上げるような意見を出した報酬審議会の委員に、田中氏の後援会が主催する政治資金パーティの呼びかけ人を任命した。その問題を指摘すると田中氏の政治的な問題であるにもかかわらず、総務課を通じて回答をさせた。田中氏の公私混同ぶりは目にあまるばかりだ。