「経団連”地獄の”ハッピーセット」山本太郎氏

 新しい政治の息吹として本誌は三宅洋平候補に注目、連日の街頭演説を可能な限り追っている。政治に無関心だったとみられる若者の間に政治的自覚がめばえつつあるのを如実に感じる。

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 きょう29日昼、東京都中央区有楽町の演説には、いつものように山本太郎参議院議員が前座で応援演説を行った。毎回工夫がこらされていて興味深く勉強になるのだが、この日は「経団連ハッピーセット」という言葉が耳にとまった。上場企業など大企業の集団である日本経団連は、戦争ビジネスでカネを稼ぐことを夢見ており、安倍政権のものでそれが現実になりつつあるという。

 演説終了後、山本氏にインタビューした。

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ーー経団連ハッピーセットとは?

山本太郎:前まえからずっと経団連が政治に対して提言してきたこと。武器輸出の緩和、憲法「改正」の要件緩和、集団的自衛権の容認ーーこの3つそろったらハッピーセット。要は武器を開発して製造して売って、ということが完了する。そこに使うなんてことも入ってくるわけですね、おそらく。集団的自衛権で。
 ですから、このサイクルが完成したときに、この国の産業の中核として軍事が居座ることなる。

ーーいま野党共闘ということで、安保法廃止だと。武器輸出の緩和というのも、専守防衛に必要な物で製造するものはするけれども、それ以上には世界には出さない。日本人が海外で人を殺すことになってしまうから。

ーー経団連はお金もうけのため?

 じゃなったら、それ以外にこれをやる理由がないですよね。もっと自分たちが商売やりやすくするために提言してきたんですよね、労働環境(の悪化)という部分も。

ーー日本の経済は、日本人はどうなる?

いま、税金が防衛費のかさ増しということでどんどん横ながしされている。かさ増ししていくためには緊張をどんどんあおっていかないといけない。経済的にもいままで軍事にかかわっていなかった企業が軍事にかかわる。売り上げを伸ばす。海外企業では、軍事の売り上げが7割、9割をしめる企業があまたあるわけです。それを経団連はやりたい。

ーー日本人は幸せになれる?

それをやっちゃうと、税金横流しでいっちゃうわけだから、まず削減されるパートは社会保障。それと並行して防衛費のかさ増し。これはもう破滅にむかって歩いている。あと、補給部分はまっさきに攻撃の対象になる。ということは国内でもテロがおきる。だからテロに対する規制を強めるというのは考え方の順番が逆で、テロを起こさせないような条件を整えていく。アメリカの世界戦略には加担しない。

ーーじゃあ、カネもうけのためにテロはしょうがないと(財界は考えている)・・・

逆にテロがあったほうがカネもうけがよりうまくできるということ。

ーテロを待ち望んでいる政策がいま進んでいる?

ある意味、イラク戦争だって根拠がないのにやったのだから、それこそがテロ・侵略です。

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 戦争ビジネスというのは、企業がまっとうな商売で稼ぐ企業努力をあきらめて、てっとりばやくカネを稼ぐことを考えた結果だと山本議員は別の場所で語っていた。そのとおりだと思う。商売というよりも泥棒・略奪である。そんな”商売”は行き詰まる。

 原発に囲まれた日本がそんな人殺し家業に手を出すことの愚かさはいうまでもない。だが日本だけで済むならまだましというべきだろう。核兵器があふれているいま、戦争ビジネスを許しつづけることは人類の破滅を意味する。

杉並区の税金で前宣伝したラッキーな朝日健太郎候補(自民)、区民が望まないビーチバレーコートと「杉並区議会スポーツ振興議員連盟」

 杉並中の公園をつぶして保育所をつくるという乱暴な計画を強引に進めるなかで、突然のように「ビーチバレーコート」新設計画が浮上、区民の間に疑問の声が出ている。区営永福体育館を、廃校(2013年4月)になった永福南小学校の体育館に移設・改修、同時に校舎を解体して国際規格の「ビーチバレーコート」をつくるという計画だ。東京五輪招致が決まる半年前の2014年3月に立案された。スポーツ振興課によると、2014年度に設計費用2000万円あまり、2016年度予算で工事費4億6000万円が議会承認されている。さらに別の筋によれば、17年度には8億円以上の予算も計上される見通しだという。

 どういう内容の施設なのかは現在のところ明らかにされていない。

 公園がなくなるという悲鳴をよそに、なぜビーチバレーコートなのか。すくなくとも地元住民からそんなものを望む声は聞かれない。同課に尋ねたところ、唯一の形になった「民意」は「議員連盟」による要望だった。自民党・公明党など26議員(2014年3月当時)からなる杉並区議会スポーツ振興議員連盟(会長・富本卓自民党区議)が、14年3月26日付で区長あてに「要望書」を出している。

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「…杉並区は開催都市の一翼を担う自治体として、東京オリンピック成功に向け様々な取組を強化していく必要があると考えます」

 などとしたうえで、区内に東京オリンピックにおける練習用ビーチバレーコートを作るよう求めている。練習場所が足らないのかというと、そういうわけでもなさそうだ。こうつづく。

 「杉並区には国際基準を満たした体育施設は見当たらず、現状では各国のナショナルチームの練習会場に選ばれる可能性もありません。このままオリンピック開催を迎えることは、区民にとって残念なことであります」

 つまり、東京五輪の会場や練習場になり得る施設が杉並区にないのは残念だから、とりあえずつくってみよう、という話らしい。

 そして、この議員有志による「要望書」を、公式に確認し得る唯一の「民意」として、前述の計画が急に決まった。スポーツ振興課によれば、砂はオーストラリアなど外国産のものを運んで入れるという。砂代だけで3000万円を見積もっているらしい。

 しかも、五輪の練習会場に採用されるかどうかは完成後でないとわからないというのだからいい加減なものだ。
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