「なんて生きづらい世の中なんだ」山本太郎名演説

 安倍晋三首相をはじめ与党国会議員や閣僚の言葉がどうしようもなく軽くなったと感じているのは筆者だけではあるまい。政治家の命は言葉であるはずだが、その民主主義の重要な大前提がガラガラと崩れている。政治家や閣僚がウソをつくことを当然とするような野蛮な世の中に成り果ててしまった。

 参議院選挙が公示された22日の朝、筆者は新宿南口で三宅洋平候補(東京選挙区)の第一声を聞いた。候補者を紹介したのは山本太郎参議院議員であった。雨降る灰色の空に響くような声で「なんて生きづらい世の中なんだ」ではじまった演説は、聞くものの胸に深くとどくみごとなものであった。紹介したい。

 なお三宅洋平候補の話もまた、興味深く重みのある内容であった。文字起こしができ次第追って紹介する。
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「なんて生きづらい世の中なんだ」
6月22日山本太郎演説(三宅洋平・参議院東京選挙区立候補者応援)

★IWJ撮影による映像はこちら。
https://www.youtube.com/watch?v=hjJUmJ75Bcw

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 なんて生きづらい世の中なんだ。自分が生きてて許されている、世の中から必要とされていると感じますか? そんなこと感じづらい。どうしてですか? 役にたたなきゃ生きてちゃいけない? 生産性がなきゃ生きてちゃいけない。そんなふうに思わされてないですか? 

 誰かの役に立て。会社の役に立て。国のために役に立て、ーーそんな空気が流れているなか、あなたがあなたらしく生きててそれでいいんだよという世の中をめざしたい。どうしたらいいのか。

 いま広がっているのは長時間労働低賃金、どう是正するんだって話なんですけど、国にやる気はない。大企業はここ2年、過去最高益。その大企業に対して税金は安くなるばかり。この税金が減った分、なにかで補わなければいけない。なにで補うか。みなさんへの増税です。

 もうかっているひとたち、お金持ちはよりお金持ちになり、その一方で首がしまっている人たちはより首がしまっていく。これはいったい何が原因か。

 選挙が原因なんです。

 選挙のときに応援してもらうために大企業から組織票を、ひごろからの政治活動のために、大企業から政治献金を。じゃその人たちが国会に入った場合に誰が応援しますか。国会にはいってルール改正をするときに、だれのためのルール改正をしますか。

 安倍政権がはじまってからの3年間、この国に生きるひとりひとり、光があたらずに、1%、0・1%の人たちにしか光があたっていない状況なんです。

 具体的にいえば企業への大減税。これにより300兆円を超える内部留保をためこんでいる。でもこれためこんでいる企業が悪いんじゃない。しっかりとした税制でとるべき税金をとらないという政府のやり方がみなさんの首をしめている。

 お金がないわけじゃない。たしかにお金はあるけれども、自分の支持者たちからお金は取れない。それだけなんです。

 その一方で生活が苦しい。この国に生きる62・4%という人たちが「生活が苦しい」と言っているのに、一般の方からどんどんどんどん広く取ろうとしている。これじゃ経済よくなるわけないですよね。

 経済よくするためにはどうするか。

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