自民党を支える「電通」/政党交付金から過去4年間で12億超

 22日、参議院選挙が公示される。憲法破壊をたくらむアベ政権の暴走を民意で止めることができるか、それとも無憲法社会の暗黒に突入してしまうのか。きわめて重要な選挙となるのはまちがいない。

 テレビや新聞の多くは、例外的な報道があるにせよ、全体としてきわめてアベ政権に好意的にみえる。独裁国になろうとも、戦争に突き進もうとも、「わが社」の利益(社員の利益とは限らないのだが)が大事という本音がすけてみえる。

 従順な人たちの集まりが残酷な行為をなすのだと思う。

 ところで、テレビや新聞に強い影響力を与えているのはスポンサーであるが、それを取り仕切っている大企業に「電通」がある。この電通が選挙も仕切っているという元社員の証言が報じられている。

 自民党から電通に「広報費」などとしてカネが払われていることは知っていたが、このたびの重要な選挙を前に、はたしてどのくらいの額なのか、政党交付金使途等報告書を調べた。

 結果は以下のとおりである。

自民党本部分(政党交付金)

・2011年(1-12月)―― 、4億1000万円
・2012年       ――    1300万円
・2013年       ――  8億4000万円
・2014年       ――     860万円

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落合恵子さん「命と尊厳を軽んじるこの国のトップと与党のことを怒りを込めて考えるとき」

 6月19日、沖縄で米海兵隊の全面撤退を求める大規模な県民集会(新聞報道では65000人とも言われる)が開かれた。それに呼応する形で東京・国会前でも対米追従の暴走を続ける安倍政権に抗議する集会が開かれ、多数の市民が集まった。筆者の目測だが、1万人はいたと思う。

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 特に印象に残った場面から、落合恵子さんのスピーチを紹介したい。

ken23quさんがユーチューブに動画を投稿している。あわせて紹介しておく。(1時間12分あたりから)
 https://www.youtube.com/watch?v=fw0EgkQBmtg
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(落合恵子さんスピーチ)

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 太平洋戦争の末期、沖縄では4人に1人が命を奪われたこと、私たちは決して忘れてはならないと思います。その中には、友軍であるはずの日本軍に集団自決を強要された人が少なからずいたことも私たちは心に刻んでいきましょう。

 1972年、日本に返還されると、そのとき沖縄の方々は、基地がなくなると信じておられたわけです。なんにも変わっていない。

 あの1972年のセレモニーのときの屋良朝苗さん(初代沖縄県知事)の言葉、苦渋に満ちた言葉を私は忘れることはできません。みんな私たちと同じテーマなのだということを考えていきたいと思います。

 20歳のあの女性が、その瞬間どんな屈辱のなかにいたか、みんなで考えましょう。想像しましょう。
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(※訂正あり)「日本死ね」は「便所の落書き」の田中杉並区議、家業認可保育園の超難関枠に愛児「合格」の不思議

 「保育園落ちた日本死ね」というインターネット上の書き込みを「不心得者」「便所の落書き」などとブログで罵倒した田中ゆうたろう杉並区議(美しい杉並、自民党所属)をめぐり、あらたな疑問が浮上した。田中議員自身が役員を務める家業・明愛保育園(社会福祉法人明愛学園・理事長は母親の田中悦子氏)のゼロ歳児クラスに、10倍以上の超難関にもかかわらず、田中区議の子ども2人が1年おきに「合格」、入園していたことがわかった。

 入園の合否を決めたのは杉並区で、保健福祉部の説明では、「両親の勤務状況などを元に指数を算出し、機械的に判断した。議員だから優遇したということはない」という。だが、結果的に、1000万円を超す収入と議員という特別職に自宅所在地にある社会福祉法人の役員という、一般のサラリーマンに比べて拘束の度合いが小さい田中議員に比べて、はるかに切実な家庭が「不合格」になった可能性は高く、なぜ田中議員の子どもがほかの子どもたちを差し置いて「合格」なのか、疑問はぬぐえない。

 明愛保育園の2015年4月入園資料によれば、0歳児クラスに26人が応募し、2人が内定。このうち1人は田中議員の子どもだった。16年度の倍率については現在のところ資料が作成されておらず、不明。

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 なお明愛保育園の学園の補助金申請書類によれば、ゼロ歳児クラスの定員は3人、1歳児クラスは15人だが、内定数はそれぞれ「2人」「13人」となっている(1歳児クラスの応募数は53人)。なぜ内定数が定員より少ないのかについては現在理由はわからない。また2歳児クラスの定員は24人だが、応募4人に対して2人しか合格になっていない。このあたりの事情については追って取材・報告したい。

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 選考は杉並区が行うが、その方法は、両親の勤務状況などを元にした指数(利用調整基準)を算出し、高い順に選ぶ。同点の場合は「同一指数の場合の優先順位」という16項目によって最終選考するという。

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 明愛学園のゼロ歳児枠の場合、26人中23人が「40点」※で、合格した2人はいずれもこの「40点」の23人から採用されている。つまり、田中氏の指数は40点だったことを意味する。40点とは、両親の勤務状況(離婚・疾病・障害など)の指数がそれぞれ最高の20点であるか、それより低い点に調整点数を加えたものとみられる。勤務の場合は、居宅外就労で8時間以上月20日以上、居宅内就労の自営で8時間以上(中心者)とされる。

(※43点と記載していましたが40点の誤りでした。訂正いたします。)

 田中区議がどのような勤務状態であるとして申請書類をだしたのか、いまのところ不明である。
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