「安倍政権ーー支配の方法」参院選を控えてーー植草一秀氏講演より⑫

 主権者による主権者の政治を取り戻すためのゆるやかな連帯運動「オールジャパン平和と共生」https://www.alljapan25.com/の提唱者の一人である経済学者・
植草一秀氏のさいたま市での講演(6月2日、主催・九条の会さいたま)より、要旨その12(写真は一部主催者作成資料より転載させていただきました)

 

その①その②その③その④その⑤その⑥その⑦その⑧その⑨その⑩その⑪その⑫

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 1%が99%を支配する方法。まずは教育。日本の教育は基本的に、「覚える」「従う」です。覚えろ、先生の言うことには従え。本当の教育は「考える」です。発言する。こんな人が増えたら困るので「覚える」教育をやっている。

 それから洗脳。メディアコントロール。ウソの情報を流して洗脳する。

 それから恐怖。人物破壊工作。ちゃんと言うことを聞かないと逮捕してやる。牢屋にぶち込む。こういうものです。

 4番目に、堕落させる。スリーエス。セックス。スポーツ。スクリーン。こういうものに人びとの関心を誘導する。

 さらに「買収」。後藤謙次・星浩・田崎史郎ーー三大御用コメンテーターのようなひとたち。
 
 
 支配者の考えることはなにか。いまの安倍政権、1%の政治に対峙する人がまとまるのを絶対にふせぐ。これが向こうの戦略です。そっちがまとまると、たぶんそっちが強くなってしまう。そのために危険だった小鳩政権はつぶした。2009年5月の民主党代表選では、メディアは岡田克也さんを当選させようとした。それを押しのけて鳩山さんが当選した。

 そして第三極。偽物の第三極をつくってそちらに関心をそらす。

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 最後に、民進党の問題がある。さきほど政策主導ということを言いました。原発・憲法・TPP・基地・格差。この問題で考えを共有する人が団結することが必要なんですが、一番の問題は、野党第1党の民進党にぜんぜん逆の人がいるということです。

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 水と油と呼んでいる。水と油の混合物。清廉な地下水とドロドロの油といっていいと思う。こういう存在があると、国民の側がわかりにくくなってしまう。この勢力に票をいれればいいというふうに思えない。逆にみれば。それが向こうの狙い。民進党の水と油が分離して水だけになると脅威になる。そこを狙っていると思う。

 反自公がかたまれば勝てる。民進党の裏に連合という組織がある。連合のなかで、原発憲法TPP基地格差の問題で意見が割れている。昔は総評と同盟だったが、そうなってもらわないと非常にわかりにくい。(略)

 つぎの総選挙が最大の問題。やはり政策を軸に、ひとつの選挙区でひとり選ぶ。党派にこだわらない。民進党と共産党が組むのが野合という人がいるが、ちがう。野合は民進党のなか。正反対の人が同居しているのが野合です。民進党が割れて政策がすっきりひとつになれば、共産党も社民党も生活の党も、同じ考えだからまとまれる。

 今回の選挙は、公開質問状をだして、政策を問う。原発憲法TPP基地格差。はなまるのついた候補者をひとつの選挙区にひとりにしぼる。衆議院選もおなじ。このやり方で25%を結束すれば日本の政治を変えられる。

 1%対99%ですから、99%の側が手を組めば絶対に変えられる。それをこれからやっていかねばならないと思う。

終わり