チョムスキー氏「気象変動と核兵器の増大によって人類は経験したことのない最悪の脅威に直面している」

 デモクラシーナウ(http://www.democracynow.org/)
の最新記事より、ノーム=チョムスキー・米国マサチューセッツ大教授のインタビューを翻訳して引用したい(意味がとれなかった部分など一部省略しています。拙い訳ですがご容赦ねがいます。誤訳のご指摘、ご意見等お待ちしています)。

http://www.democracynow.org/2016/5/16/noam_chomsky_climate_change_nuclear_proliferation

「ノーム=チョムスキー氏:気象変動と核兵器の増大によって人類は経験したことのない最悪の脅威に直面している」

Noam Chomsky: Climate Change & Nuclear Proliferation Pose the Worst Threat Ever Faced by Humans
May 16, 2016

A エイミー=グッドマン(聞き手):ニューヨークタイムスによれば、ほとんど知られていないが、オバマ大統領はある道標をとおり過ぎた。オバマ大統領は歴代のどの大統領よりも長い間戦争をやったということだ。J=ブッシュ、ルーズベルト、リンカーンよりも長い。オバマ大統領は少なくとも7つの国で軍事行動をとった。イラク、アフガニスタン、リビヤ、シリア、パキスタン、イエメン、そしてソマリア。つい先月、オバマ大統領はシリアに250人の特殊作戦部隊を展開すると発表した。
 戦争が地球中に広がることによって、昨年家を追われた人は6000万人を記録した。
 難民危機は地球温暖化によっても悪化するだろうと専門家は警告している。
 一方で、多くの人がしずかにはじまった小型核兵器競争を懸念している。
 これらの複合的な危機の到来とともに、アメリカの有権者は大統領選挙をむかえる。世界でもっともすぐれた知識人のひとりであるノーム=チョムスキーマサチューセッツ教授に聞く。チョムスキー教授の近著は「だれが世界を支配する?」(「Who rules the world」)である。
チョムスキーさん、デモクラシーナウに再びようこそ。再会できて光栄です。

N チョムスキー: 再会できてうれしいです。

A:世界を支配しているのは誰なのでしょうか。

N:ある程度までは、わたしたち次第です。民衆が世界を支配することは可能です。しかし、それを得るためにたたかわなければなりません。そして、もしそれをやめたなら、権力ーー経済や政治権力によって支配されるでしょう。選択ということです。

A:世界で何がおきているのか。

N:基本的に第二次世界大戦からきている問題です。第二次世界大戦がおわったとき、アメリカ合州国は歴史上かつてない富と権力を手にした。文学的に言えば、世界の半分を手に入れた。半球と2つの大洋と大洋の両側を軍事支配するという比類なき立場をえた。
 軍事用語でいうならば圧倒的優位にあった。ほかの産業社会は破壊されるか重度に弱退化していた。戦争は実際のところアメリカ経済におおきな利益をもたらした。大恐慌をおわらせた。産業生産は実質的に4倍となった。借金は成長によって容易に支払いできた。
 アメリカ合州国は世界のシステムを決めることのできる立場にあった。
 その状況は急速に崩壊しているが、ここ数年の状況変化にかかわらず、アメリカはなおも圧倒的優位の立場にあり、おそらくは世界の富の4分の1を独占している。軍事面では、完全に一人勝ちである。数百、おそらくは1000の軍事基地と部隊を世界中に展開している唯一の国である。米軍のコストはほかの世界を合わせた額とほぼ同じくらいに巨大で、技術的にももっとも進んでいる。
 過去70年間ほどでみれば、アメリカは世界情勢のなかできわめて支配的な役割をするのを常としてきた。

A: 世界がいま直面している2大問題、核戦争と気象変動について。
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