衆議院北海道5区補選/自民和田氏の出身企業三菱商事の自民献金額は計14億円超

 4月12日告示、24日投開票の衆議員北海道5区補欠選挙は、自民・新党大地推薦の新人・和田義明氏を、民主、維新、共産、社民の野党連合が支援する新人・池田真紀氏が猛追していると報じられている。日本の未来を考えて、筆者は池田氏を全面的に応援する。

 投票する権利がないのが残念であるが、ささやかながら、投票するうえで参考にしてほしい情報を提供したい。自民・和田氏の出身企業である三菱商事が、自民党に過去どのくらいの政治献金をしたのか、官報の記録をたどって集計してみた。

 結果は以下のとおりである。

三菱商事(株) ¥58,700,000 1977
三菱商事(株) ¥57,250,000 1978
三菱商事(株) ¥61,900,000 1979
三菱商事(株) ¥62‚185‚000 1980
三菱商事(株) ¥66,930,000 1981
三菱商事(株) ¥64,250,000 1982
三菱商事(株) ¥69,800,000 1983
三菱商事(株) ¥70,020,000 1984
三菱商事(株) ¥67,640,000 1985
三菱商事(株) ¥68,300,000 1986
三菱商事(株) ¥72,700,000 1987
三菱商事(株)   ¥66,800,000  1988
三菱商事(株) ¥69,100,000 1989
三菱商事(株) ¥68,370,000 1990
三菱商事(株) ¥62,400,000 1991
三菱商事(株) ¥63,850,000 1992
三菱商事(株) ¥52,000,000 1993
三菱商事(株) ¥15,000,000 1994
三菱商事(株) ¥10,000,000 1995
三菱商事(株) ¥34,800,000 1996
三菱商事(株) ¥22,400,000 1997
三菱商事(株) ¥22,400,000 1998
三菱商事(株) ¥22,400,000 1999
三菱商事(株) ¥18,700,000 2000
三菱商事(株) ¥15,000,000 2001
三菱商事(株) ¥12,000,000 2002
三菱商事(株) ¥17,000,000 2003
三菱商事(株) ¥20,000,000 2004
三菱商事(株) ¥23,000,000 2005
三菱商事(株) ¥23,000,000 2006
三菱商事(株) ¥33,000,000 2007
三菱商事(株) ¥33,000,000 2008
三菱商事(株) ¥12,000,000 2009
三菱商事(株) ¥6,000,000 2010
三菱商事(株) ¥6,000,000 2011
三菱商事(株) ¥6,000,000 2012
三菱商事(株) ¥23,000,000 2013
三菱商事(株) ¥26,000,000 2014

合計 ¥1,440,710,000

 14億4071万円にのぼる。合法的な賄賂といってよい。

 三菱商事とすれば和田氏を当選させて、会社の利益につながる政策を求めたいところだろう。原発輸出に武器輸出。法人税減税と労働者切り捨て促進法制。これはすなわち、圧倒的多数の国民の不幸を意味する。それがなお、三菱商事には安倍晋三首相の兄である寛信氏がいる。
 

独立と民主政治の破壊たくらむ「名ばかり総理大臣」を追放せよ

「消費税増税延期」のキャンペーンがなされたことなどから、安倍政権が衆参同日選挙を行う可能性が高いと小沢一郎・生活の党共同代表は述べた。振り返れば、2007年当時の防衛庁から防衛省への格上げ、1等陸佐の佐藤正久氏が自衛隊と偕行社など旧軍組織と連携した違法性のきわめて濃厚な官製選挙で自民党参議院議員になったころから、意図的な憲法破壊――クーデタと言ってもよい工作がなされてきたように思う。

(注)拙著『自衛隊という密室』(高文研)参照

 きたる国政選挙で自公政権が多数議席を維持すれば、それはすなわち憲法破壊クーデタ工作が一歩完成に近づいたことを意味するのだろう。

 民主主義破壊工作の背景には、本当の意味での日本の民主化、独立をのぞまない米国政府や多国籍企業・資本の意図があるのではないか。アメリカが過去に行ってきた数々の蛮行をみたとき、筆者はそう思う。

 大資本の利益のため日本の富をとことん吸い上げ、北朝鮮そして中国も商売のネタにすべく体制転覆を狙って軍事的な圧力をかける。戦争に発展することも想定している。日本の自衛隊はこのアメリカの侵略戦争のための鉄砲玉にされようとしている。ヘイトスピーチや尖閣問題を契機とする対中国感情の悪化は、アメリカがもくろむ日本の対中国、対朝鮮半島の戦争を実行するために、あえて作り出されたのだと筆者は考えている。

 逆にみれば、安倍政権に対する批判の声の高まりは、この国で真の独立運動、民主化運動がはじまったということなのかもしれない。安倍政権が米国の傀儡政権であることは日に日に明白になってきた。宗主国の操り人形でしかない「名ばかり総理大臣」がいくら愛国を説いたところでむなしいばかりだ。

 主権者として、独立国としての真の誇りは、日本と日本人を売ることにしか関心のない安倍政権を否定し、権力の座から追い払う作業を通じてこそ手に入るのだと思う。 

 追記:自民党本部の政治資金に疑問があるとのうわさを耳にした。追って分析したい。

■自民党本部2012年分政治資金収支報告書
https://www.dropbox.com/s/5cuqkgsbkodcqvy/jiminhonbu%202014%20seijisikin.pdf?dl=0 (38メガバイト)