「日本死ね」は「便所の落書き」「日本に住まなければ良い」/田中ゆうたろう区議がトランプ氏的暴言


 祖母が理事長を務める山本学園への「借地料」4700万円を含む1億6000万円の助成金を得て新設された明愛保育園(社会福祉法人明愛会・理事長は母田中悦子氏)の理事でもある田中ゆうたろう区議が、子どもの保育園入園に落ちた母親による「保育園落ちた日本死ね!!!」と題するインターネットの書き込みに対して、「不心得者」「便所の落書き」「暴言」「日本に住まなければ良い」などといった、自分と異なる意見の持ち主を物理的に排斥する、まさに「暴言」というにふさわしい言葉を自身のブログに書き込んでいる。

http://blog.tanakayutaro.net/article/174466193.html

東日本大震災で犠牲となられた方々は、今、どういう思いでこの国を見ておられるか、考えました。
私達は、彼らに恥ずかしくない生き方を出来ているかどうか。
巷では、インターネット上に「日本死ね」などと書き込む不心得者や、そんな便所の落書きをおだてる愚かなマスコミ、便所の落書きにいちいち振り回される愚かな政治家があとをたちません。
事情はどうあれ、「死ね」というほど日本が嫌なら、日本に住まなければ良いのです。
たった5年前の震災で2万人近くの方が無念のうちに命を落とされたにもかかわらず、よくも「日本死ね」などという暴言を思いつくものです。
右往左往する票乞食たちもみっともない。無視すればいいだけの話ではありませんか。

だいたい、イクメン議員をもてはやした連中と、「日本死ね」を持ち上げている連中は、面子がほぼ同じです。このことがすべてを物語っています。

 日本はいうまでもなく多様な個人の集まりであり、個々の基本的人権が尊重されるという社会規範のうえに成り立っている。ところが、田中氏によれば「「死ね」というほど日本が嫌なら、日本に住まなければ良いのです」というのである。すなわち、田中議員にとって、日本の行政を批判する、あるいは口外しなくとも「死ね」と思ってしまう人は、「日本」にいてはならないらしい。

 議員という立場にありながら特定の意見の持ち主を排除する言動を公然と行う。その姿は差別発言や憎悪発言を繰り返しているアメリカ大統領候補トランプ氏を彷彿とさせる。

 日本社会を構成する人たちが、あたかも特定の者たちの所有物であるかのような倒錯した考えではないだろうか。

 「保育園落ちた日本死ね!!!」の投稿を、田中議員の書き込みがきっかけで読んでみた。「死ね」という言葉はどぎついが、しごく説得力のある内容である。

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2016-02-15
■保育園落ちた日本死ね!!!

何なんだよ日本。

一億総活躍社会じゃねーのかよ。

昨日見事に保育園落ちたわ。

どうすんだよ私活躍出来ねーじゃねーか。

子供を産んで子育てして社会に出て働いて税金納めてやるって言ってるのに日本は何が不満なんだ?

何が少子化だよクソ。

子供産んだはいいけど希望通りに保育園に預けるのほぼ無理だからwって言ってて子供産むやつなんかいねーよ。

不倫してもいいし賄賂受け取るのもどうでもいいから保育園増やせよ。

オリンピックで何百億円無駄に使ってんだよ。

エンブレムとかどうでもいいから保育園作れよ。

有名なデザイナーに払う金あるなら保育園作れよ。

どうすんだよ会社やめなくちゃならねーだろ。

ふざけんな日本。

保育園増やせないなら児童手当20万にしろよ。

保育園も増やせないし児童手当も数千円しか払えないけど少子化なんとかしたいんだよねーってそんなムシのいい話あるかよボケ。

国が子供産ませないでどうすんだよ。

金があれば子供産むってやつがゴマンといるんだから取り敢えず金出すか子供にかかる費用全てを無償にしろよ。

不倫したり賄賂受け取ったりウチワ作ってるやつ見繕って国会議員を半分位クビにすりゃ財源作れるだろ。

まじいい加減にしろ日本。

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 国民・住民・市民のさまざまな意見を代弁するために議員は選ばれる。その議員が集まって審議する議会は、まさに多様な意見を尊重する場である。その議員の立場にありながら、上に引用した切実な訴えを行った人物に対して、平然と「日本に住まなければいい」と言い捨てる。自分と異なる意見なり価値観の持ち主の存在そのものを否定している。

 もちろん、田中氏のような意見の持ち主も日本のれっきとした構成員である。しかし、自分とことなる意見の市民を排除するようなことを平気で言うような人物は、議員としては失格である。辞職に値する暴言である。

田中議員にも追って取材したい。