「財産交換」で紛糾 2月24日杉並区総務財政委員会より4

 「財産交換」議案で紛糾した2月24日の総務財政委員会から会議録要旨を引き続き掲載する。金子けんたろう委員(共産)の質問部分。

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金子けんたろう委員(共産):あらたな資料がまた出てきたんですが、財産交換しようというときにあらたな資料がまたでてきたというのは、本当におおきな問題だと思う。議会運営委員会で議会開会前から「詳しい資料をしっかりと提示するよう」求めてきた。なぜこれ事前にわたさなかったのか。

(傍聴席「とんでもない!」)

福原善之・施設再編整備担当課長:お答えの内容を説明するために準備した資料です。

金子:いわなきゃ出さなかったということですか。

福原施設再編整備担当課長:整理するためにつくった資料ですから。

金子:整理? 答弁用ってことですか。

白垣学・政策経営部長:この資料は中村委員のほうから、こういう仮定で、50年の期間で、キャッシュフローを・・交換する場合、しない場合、比較したらどういう概算になるのかという要請があったので、それにもとづいてつくったということです。

金子:さっき企画課長が、今回の件で誤解をまねいたと言っている。・・説明していくって。さっそく答弁ひっくりがえされたわけです。しかも資料をみると50年のスパンで試算しているところがミソで、これ建設費30億円のあんさんぶる荻窪を築10年で廃止するってことがね、これムダが計上されている。逆に50年すぎたすぐあとに新複合施設の改築費がやってきて、それは別に経費にはいっていない。っさらに耐震したばかりの桃2小を前倒しで改築する。こういう資料って、いかがですか。

福原施設再編整備担当課長:桃2小改築経費については50年間でみた場合は、その期間に改築が行われるであろうということで同規模の金額がでています。同じようにあんさんぶる荻窪を50年間でみると、築10数年たっておりますので、建替え時期を迎えるということで、B案ですね、財産交換しない場合に入れている。あんさんぶるの金額は今回不動産評価の金額をもりこんだ。

金子:財産を交換しようとしている。それを事前にだしてくださいと開会前までに言っていた。でいまいろいろ答弁したが、なぜそれを出さなかったのか?・・・なぜあとからあとから資料がでてきて、さーと答弁されて。わたしたちよくわからない。どう議論していいのかという話になる。

松沢智・企画課長:中村委員の件ですが、委員のほうからこういう資料を作成してほしいという話があり、それで作成した。

金子:「中村委員が、中村委員が」って、あんまりそういうのって、よくないと思いますよ。区の姿勢ですよ。正面からぶつかって「俺たちはこう考えているから議会もかんがえてくれ」という姿勢でのぞまないと、この議論成り立たないと思う。
不動産鑑定評価額の問題。いま聞いたこともそうだが、財産交換についてA4のを出されて、月曜か火曜にA3の資料がだされた。これで十分なものといいがたい。十分な審議ができるとかんがえているのか、区の見解を。

白井教之・経理課長:財産鑑定評価書の主たる部分を「概要」ということで記載させていただいた。審議には十分たえるものと考えている。

金子:さっきから不動産鑑定評価書の話がでている。情報公開請求しないと不動産鑑定評価書が出てこないというのはおおきな問題だと思う。で、今回の不動産鑑定評価は国と区がそれぞれ行っていると理解しているが、経緯を。

※不動産鑑定評価書を明らかにせよとの議員の要求に対して区はすみやかに情報提供せず、情報公開請求の手続きをとるよう求めた。

白井経理課長:26年7月、国との覚書をかわして、こんごの進め方について確認した。こんご財産交換を進めるにあたって適切な不動産の鑑定をおこなう必要があると。今年度も国と区が不動産鑑定評価をおこなうと、いうことで歩調をあわせてやっていくという合意のもとで進めてきた。

金子:素朴な疑問だが、このA4とA3の紙をだされて、ぼくらは議論しろと言われている。所管がこれだけで議論しろといわれたらできるのか。

白井経理課長:さきほど答弁したとおり、不動産鑑定評価の主たる部分はこの概要に記載させていただいている。あとは質疑で補足説明をしていくことが・・・・(もごもご)。

金子:不動産鑑定評価、当初は9月ごろに示すという話だったが、遅れにおくれた理由は。

白井経理課長:国のほうは当初、夏ということですすめてきた。評価にあたり公共施設の建物土地という事例がすくないことから、国のほうから「慎重に鑑定評価をすすめる」という認識が示された。・・区としても鑑定評価の内容をさらに精査していく必要がある、これは区の鑑定評価機関との話もあるが、そうしたことが区としても必要だったので契約期間を履行期限を延長して評価してきた。

金子:今回の財産交換は、現在利用している施設をふくめて交換するというきわめて異例だとおもう。適切な評価がおこなえるのか懸念する。平成26年3月にしめされた不動産鑑定評価額は、あんさんぶる荻窪29億・・荻窪税務署等用地は27億・・現在の評価額(43億円前後)ともおおきな乖離がある。なぜこのような乖離があるのか。

白井経理課長:2年前に区がおこなった鑑定評価とのちがいは、前回の鑑定時はリーマンショックによる低迷、東日本大震災による不動産取引停滞をうけて、地価下落傾向が下げ止まった時期だった。今回の鑑定時は、景気のゆるやかな回復基調のもと地価が上昇傾向をしめしている。とくに駅にちかい商業地については高い伸びを示している。地価の動向が大きくことなっているなどが影響したと考えている。

金子:リーマンショック、震災というが、不動産評価を行う事業者によって大きくことなるんじゃないかと懸念する。国の鑑定評価がだされておらず、みえない。国が区の鑑定評価を承認したということしかわからない。これで本当に適切な審査が行われるのか。議員は当然、国が行った財産鑑定評価を見る必要があるんじゃないか。区の見解。

白井経理課長:当初、わたしどもは鑑定評価をすすめるにあたって、国と区の双方が鑑定評価をおこなったうえで、その結果にもとづき適切な鑑定、不動産価格というものを求めていく必要がある、という認識だったが、国のほうは会計法その他で公開できないということで、区のほうにもそうした情報はまったくない。1月28日に区長名で国に照会し、文書での回答を求めた。

金子:国から「現時点での公表はできない」といわれて、そのあと「同額の傾向にある」ということをいわれたと答弁あったが、前例のないことを区が行っているので、満足な情報提供が行われていないことに疑問をかんじる。平成30年度再度不動産鑑定評価を行うそうですが、あんさんぶる荻窪は築年数が経過する、現在の価格よりさがるんじゃないかという懸念があるが。区の見解。

白井経理課長:2年後の価格についてどうなるということは現時点ではもうしあげられない。かりにいまの鑑定評価の考え方を踏襲した場合、建物は減価償却なので減額される。一方建設費についてはこの間増加傾向にある。さらに消費税10%も予定されている。上昇していくだろう。土地については近年上昇傾向にある。との専門家のみたてがある。2年後についてもそれほど・・・(もごもご・・聞き取り不能)かわらないと考えている。

金子:なぜ経年変化で建物の評価がかわらないのか。

白井経理課長:さきほど答弁したのは、減価償却による減額は見込まれると・・

(つづく)