「圧殺の海」上映会/この国を支配する者とその子分たち

 主権国家日本の領土が外国軍によって破壊され、占領され、蹂躙されている。それに抵抗する市民を日本の官憲が暴力的に弾圧しているーーいま沖縄・辺野古で起きている出来事を客観的にみればそういうことになるでしょう。安倍政権の客観的評価は「日本を植民地扱いするアメリカの傀儡政権」です。主権を侵害するこうした出来事を「右翼」が黙っているのは不自然なのですが、日本の多くの自称「右翼」のみなさんは、アメリカの日本駐留を支持することはあっても、それに異を唱える例はきわめて少ないのが実情です。

 アメリカの子分になることを約束するかわりに旧日本軍のやった蛮行をみのがしてもらう。そうした取り引きがなされた疑いは濃厚で、それがこんにちの「植民地化」の原点にあるのではないか。私はそう思います。自民党議員や閣僚によるが南京大虐殺や奴隷制度たる「従軍慰安婦」の否定は、アメリカの原爆投下や都市大空襲によって市民が大虐殺された戦争犯罪被害に目をつむることと一体であり、また、日本を永遠にアメリカの植民地にしてしまうような政策を安倍政権がとっていることと、大日本帝国時代の戦争犯罪の責任者たちがその罪を問われず、戦後も権力をにぎりつづけることも一体の問題なのだと思います。

 さらにいえば、沖縄でおきた女性死体遺棄事件を「沖縄の問題」にとどめてしまうとすれば、それは日本国内にある沖縄差別ゆえにほかなりません。問題の本質は、まず、米軍基地が日本にいつづけている点にあって、それは日米地位協定や日米安保条約という日本政府とアメリカ政府がかわした談合にあります。それをあえて「沖縄の問題」というのは、日本国内にある沖縄差別の問題が背景にあるからであり、沖縄以外の日本人が「自分たちの問題ではない」と誤信する効果を生んでいます。この誤信をなにより喜んでいるのは、日本を戦利品にしつづけたいワシントン政府であり、その子分の地位を失いたくない安倍政権とそのとりまきたちでしょう。

 米軍のために風俗店をーーという橋下徹氏など、まさにこの国のボスがワシントン政府であることを理解した「物分かりのいい」発言ですね。ボスに気に入られようとお世辞を言う姿には涙ぐましいものがあります。

 さて、ワシントン政府とその傀儡政権による日本侵略の現場を果敢に記録しつづけている「森の映画社」から、映画上映の案内をいただきました。転載します。

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みなさま

こんにちは、森の映画社・影山&藤本です。
いよいよ明日、28日から、沖縄・桜坂劇場で、圧殺の海 第2章「辺野古」の劇場公開が始まります。6月からは、大阪、東京、7月には名古屋で公開します。

2014年7月1日・辺野古新基地建設着工から翁長知事誕生までを描いた「圧殺の海」。
それから18ヶ月、沖縄県民は、どうたたかってきたのか。
辺野古、大浦湾、キャンプシュワブゲート前、沖縄県庁、毎日、24時間体制で現場に張り付き、6台のカメラで記録した辺野古・抵抗の記録。
http://www.sakura-zaka.com/movie/1605/1605_henoko.html

初日から連日、藤本監督Xゲストのトークイベントを企画しました。
島袋文子おばぁ(28日)、稲嶺進名護市長(29日)はじめ、超豪華ゲスト。
6月1日(水)には、きむきがんさんのミニライブも。

お近くのみなさま、ぜひ、お越しください。

【各地の劇場公開予定】

大 阪 シアターセブン 6月11日(土)~7月29日(金)
http://www.theater-seven.com/2016/movie_henoko.html
シニアより安い!前売り券1000円、森の映画社・影山までご注文下さい。

東 京 ポレポレ東中野 6月25日(土)~
http://www.mmjp.or.jp/pole2/
初日ゲストは、山城博治さん
*特別先行上映 6/12(日) 14:00~ 明治大学グローバルホール

名古屋 名古屋シネマテーク 7月16日(土)~ http://cineaste.jp/

投稿者: miyakatu

ジャーナリスト

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