大内裕和中京大教授に盗用新発覚!/『選択』三宅記事を『JP総研リサーチ』に流用

 大内裕和中京大教授の盗用問題で、またまたあらたな盗用が見つかった。2017年4月発行の『JP総研リサーチ』37号に執筆した記事のなかに、私(三宅)が『選択』2012年4月号に書いた記事の内容と酷似する記述があったのだ。

◆『JP総研リサーチ』(2017年3月発行)に掲載された大内氏の記事(該当部分)

 原資の確保を優先するのであれば、元本の回収がなにより重要なはずであるが、日本学生支援機構は2004年以降、回収金はまず延滞金と利息に充当する方針を続けている。2010年度の利息収入は232億円、延滞金収入は37億円に達する。これらの金は経常収益に計上され、原資とは無関係のところへ行っている。
 この金の行き先の一つが銀行で、もう一つが債権回収専門会社である。2010年度期末で民間銀行の貸付残高は約1兆円で、年間の利払いが23億円である。債権回収専門会社は同年度、約5万5000件を日立キャピタル債権回収など2社に委託し、16億7000万円を回収していて、そのうち約1億400万円が手数料として払われている。

(15頁右段17行目〜最終行)

★記事は『JP総研リサーチ』のホームページでも読める。https://www.jprouso.or.jp/system/servlet/yusei.UserPage?pname=index&dir=lab&sub=reserch

◆元記事[『選択』(2012年4月号)三宅記事

 原資の確保であれば元本の回収がなにより重要だ。ところが、日本育英会から独立行政法人に移行した〇四年以降、回収金はまず延滞金と利息に充当するという方針を頑なに実行している。一〇年度の利息収入は二百三十二億円、延滞金収入は三十七億円に達する。これらの金は経常収益に計上され、原資とは無関係のところへ消えている。この金の行き先のひとつが銀行であり、債権管理回収業者(サービサー)だ。一〇年度期末で民間銀行からの貸付残高はざっと一兆円。年間の利払いは二十三億円。また、サービサーについては、同年度で約五万五千件を日立キャピタル債権回収など二社に委託し、十六億七千万円を回収、そのうち一億四百万円が手数料として払われている。

(101頁3段目13行目〜4段目4行目)

 なお、大内氏のJP総研リサーチ記事では、サービサーの手数料額について「約1億400万円」と記載しているが、疑問がある。告発人が『選択』記事を書く際に文部科学省に取材し、得た回答では「委託手数料:104百万円(回収金額に成功報酬率を乗じた金額)とあり、そのままの数字を選択記事に記載した。大内氏が「約1億400万円」と概数を書いたということは、十万円以下の数字を知っているか、「1億400万円」が概数であるとの証拠を持っていることになる。

 選択記事から抜き出したデータに、根拠なく「約」をつけたのだろうと私は思っている。そうだとすれば、もちろん研究者として失格である。

投稿者: miyakatu

ジャーナリスト

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