「選挙前に政務活動費で自民党チラシ」裁判は高裁でも「半額は違法」と判断、住民側3連勝

 前回杉並区議選の約3ヶ月前にあたる2015年1月に、自民党会派(12人)が15万枚のチラシを作成し区内に配布、うち8人が政務活動で全額(ひとりあたり10万円)を支出したことの是非を問う住民訴訟で、東京高裁は16日、一審東京地裁判決を支持して、「支出のうち2分の1を超えた部分は違法」との判決をくだした。同チラシに関する裁判は、一次訴訟(大熊昌己議員関係)と二次訴訟(大和田伸・吉田愛・脇坂達也・今井洋・葉梨俊郎・富本卓各議員=富本氏は3月に議員辞職)にまたがって行っており、今回の高裁判決は一次訴訟。二次訴訟でも一審で同様の違法判決が出たが、被告田中区長は控訴している。

 「区政報告」の名のもとで政務活動費という公金を流用した選挙PRに一定の歯止めがかかることを期待したい。

 裁判をご支援いただいた読者各位にお礼を申し上げたい。

 詳細をマイニュースジャパンで記事にしたので、ごらんいただきたい。

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【「選挙直前に配布したチラシの経費を政務活動費で全額支出」は違法 自民党杉並区議めぐる裁判で田中区長3連敗の苦境】

 2015年4月の前回選挙の直前に作成・配布したチラシの費用を政務活動費で全額払ったことの是非を問う住民訴訟の控訴審で、東京高裁は16日、自民党会派の大熊昌己議員が支出した10万円について、「(チラシは)選挙活動のためのものであるという実態を併せ有することは明らか」として、50%を超えた5万円は違法な支出であり、区長は返還請求せよとする住民勝訴を言い渡した。大熊議員以外の自民党会派議員6人についても、同じチラシをめぐって別件の訴訟になっており、今年3月、やはり50%を超えた計30万円の支出を違法とする判決が出た。こちらも被告田中区長は控訴しているが、敗訴は時間の問題だ。一方、判決で支出の違法性を指摘された7議員のうち6人が現在杉並区議選に立候補している。区長のさらなる敗訴を避け、かつ有権者にアピールするには自主的に返還するしかない。はたしてどうするのか。(末尾で3個の判決文ダウンロード可)

【Digest】
◇ 選挙3ヶ月前にチラシを政務活動費で大量配布
◇紙面の半分は議員の名前と顔写真
◇区政報告に名を借りた選挙PR
◇「4年間」の総括をチラシに書いているワケ
◇「選挙のためではない」と釈明するが
◇裁判でぼろ負けの大熊議員
◇区長、時間稼ぎの控訴も4連敗必至か

 http://www.mynewsjapan.com/reports/2460

投稿者: miyakatu

ジャーナリスト

「「選挙前に政務活動費で自民党チラシ」裁判は高裁でも「半額は違法」と判断、住民側3連勝」への4件のフィードバック

  1. いつも興味深い記事をありがとうございます。
    購読料についてなんですが、払うとなにか特別な記事が読めたりしますか?

    1. コメントありがとうございます。購読料ですが、大変恐縮ですが、支払っていただいた方とそうでない方の間に、現在のところ、とくに違いはもうけておりません。路傍の無人野菜販売所と似ていて、読者の方の自己申告によっています。もっとも支払わずに読むことも可能です。取材とサイト更新にはどうしても時間と手間と費用がかかるので、ご支援いただけますとうれしいです。また支援が集まりますと読者の希望にそった取材も可能となります。

      1. 大東建託の内幕が面白く、記事をタダで読むのが心苦しく思えたので
        すでに購読料は払わせてもらいました。
        大手を振って読ませて貰いますね!

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