杉並区12議員の政務活動費支出330万円は違法と東京地裁判決

 チラシ類に一括大量投下の傾向が強まり、政治活動への公金流用が指摘されている杉並区議会議員の政務活動費について、17会派21議員に対して2014年度分約1000万円の返還を求めた住民訴訟の一審判決が、きょう(3月22日)、東京地裁でありました。古田孝夫裁判長は、自民党7議員を筆頭に計12議員(6会派)が支出した動年度の政務活動費のうち約330万円を違法と認定、会計上の処理による控除後の270万円を区に返還するよう田中区長に命じました。

 選挙前や政治活動の趣旨を含むことが明白なチラシの作成・配布行為について、按分2分の1を超えたものは違法になるという判断をしました。同種の判決は全国的にもまだ例が少なく、東京では画期的といってよいと思います。

 東京地裁が違法と認定した議員と金額は以下のとおり(敬称略)。

 1 大和田伸(杉並区議会自民党) 50000円(自民党チラシ代金のうち50%)
 2 脇坂達也(同)        50000円(同)
 3 今井洋(同)         50000円(同) 
 4 吉田愛(同)        530346円(同、区政報告代金のうちの50%)
 5 葉梨俊郎(同)       449600円(同、区政報告代金のうちの50%)
 6 富本卓(同)        165000円(同、区政報告代金のうちの50%)
 7 岩田生真(自民・無所属クラブ)47434円(区政報告代金のうちの10%)
 8 田中裕太郎(美しい杉並)  324000円(区政報告代金のうちの50%)
 9 市来伴子(社民)      326000円(区政ニュース代金のうちの50%)
10 公明(大槻城一)      150755円(区政報告代金のうちの50%) 
11 無所属区民派(結柴誠一・新城せつこ)114万2589円(区政報告代金のうちの50%)  

 被告田中区長が控訴する可能性もあり、まだ確定までは時間がかかるかもしれません。取り急ぎご報告します。ご支援いただいた皆様には心よりお礼申し上げます。 

★17会派21議員の政務活動費返還請求訴訟 一審判決(約11Mバイト)

投稿者: miyakatu

ジャーナリスト

「杉並区12議員の政務活動費支出330万円は違法と東京地裁判決」への1件のフィードバック

  1. 三宅さんオンブズのみなさん、良い仕事をされました。住民、納税者の一人として大変ありがたいです。なかなか公正な判決が得られない裁判で、この判決が出たのは、三宅さんの追及主張が深く、裁判所が納得せざるを得なかったからです。
    三宅さんとオンブズの皆さんが多大の時間と労力をおしまず使われている丁寧な働きのおかげと、本当にありがたいです。

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