舛添時代の都知事特別秘書の給料額墨塗りを容認した東京地裁の堕落

 舛添要一東京都知事時代の知事特別秘書2人(福嶋輝彦・横田賢一の両氏)の給料額を非開示したのは違法だとして、開示をもとめた行政訴訟の一審判決が、17日東京地裁民事2部であり、林俊之裁判長は請求を棄却、黒塗りをした都の肩を持つ判決を言い渡した。

・東京地裁 平成29年(行ウ)427号

 判決理由は「本件非開示情報が開示されることで保護される利益は、原告の主張を前提としても抽象的なものにとどまる」などといったあいまいな内容で、審理を尽くした結果というよりも、都を負けさせないためにひねりだした屁理屈というほかない。

 当然、控訴して黒塗りの違法性を引き続き争うつもりである。

・関連記事はこちら(訴状・証拠類)
http://miyakekatuhisa.sakura.ne.jp/wp2/archives/2718

 

投稿者: miyakatu

ジャーナリスト

「舛添時代の都知事特別秘書の給料額墨塗りを容認した東京地裁の堕落」への5件のフィードバック

  1. naoと申します。確か現任の特別秘書の給料は開示されていましたよね。労働者の立場にある一般の職員の給料は個人情報として守られるべきでしょうが、知事の特別秘書は副知事などの特別職に近い立場だと思うので、給料を開示しない理由がわかりません。職責の重要性等を勘案すると、そもそも情報公開の手続きを経る必要なく、オープンにするのが道理のように思われます。副知事などと取扱に差異を設けている理由が知りたいで
    す。

    1. コメントありがとうございます。まさにご指摘のとおり、非開示にする理由は不明というほかありません。現秘書のときはNHKをはじめとする大メディアが報道したのに対して、今回(前秘書)の問題はいっさい取り上げていません。要するに世論の動きをみながら開示したフリをしただけなのですね。都民はなめられています。

  2. 頭が悪いので、今の秘書と前の秘書とで都庁の対応に違いがでることが理解できません。
    新聞やテレビはなぜこの問題を取り上げないのでしょうか? 本当に疑問です。
    小池さんのポケットマネーで雇われている秘書ならともかく、都民の税金で雇われた「知事の特別秘書」は公職なわけですから、いくら給料が支払われているのかを都民が知る権利はあるはずです。
    私は三宅さんの主張を全面的に支持し、応援します!
    控訴審で三宅さんの主張が通ることを切に願っています。

  3. 裁判所の判断は妥当だと考えます。
    そもそも個人の給料は個人情報として保護されるべきものだと思うからです。
    上のコメントで、副知事との違いがわからないと言うご意見がありましたが、同じ特別職とはいえ、知事や副知事と、特別秘書とは条例上の取扱が違うのです。この点は東京都以外の他の多くの県庁でも同様だと思われます。
    現秘書との違いは、現秘書の給料も個人情報なので本来は非開示なんですが、秘書本人の同意があったため、東京都として開示したわけです。前秘書の給料については、本人同意がない以上、開示できないのは当然です。

    1. コメントありがとうございます。
      現秘書の給料情報を開示した理由について都は「本人の同意があった」と説明しています。しかし、どのような経緯で「同意」が示されたのかについてはまったく説明がなされていません。そして前秘書の給料情報に関しては、意思を確認する手続き自体がなされておらず、必要もないと説明しています。同意が得られなかったから開示しないといっているのではないのですね。

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