高円寺小中一貫校工事の遅れを住民の「妨害」の責任にすりかえた田中”不”良杉並区政のやりたい放題

 ボーリング調査の不備や計画自体の動機に対する疑問、談合疑惑など、多くの問題をはらんだまま工事が強行されている高円寺の小中一貫校工事で、杉並区の不誠実な姿勢を浮き彫りにするあらたな事実がわかかった。

 工事の進捗の遅れから平成31年(2019年)4月※開校予定が無理になり、平成32年(2020年)4月に延期する旨、杉並区は11月9日付でホームページに告知をおこなった。その説明文のなかで、工事が遅れたのは住民の妨害が原因であるむね受注業者(白石建設を中心とするJV)から連絡をうけ、区もそれが妥当であると認識したという内容の説明を行っているのだ。工事延長にともなって追加予算を計上する考えだという。

※開校予定時期について誤った記載がありました。おわびのうえ訂正します。

 説明不足を訴えて着工に反対する声をあげた住民に対して、施工業者から妨害禁止の仮処分申請が出され、裁判所が禁止命令をだしたのは、東京都の確認申請がでる前のことにかんしてである。「妨害」の内容も、複数ある門のひとつの前で、紙のプラカードをもって肉声をあげただけであった。業者自身が当時「話し合い」であることを認めた場面もある。

 遅れた原因があるとすれば、都の建築確認が当初の見込みよりも数ヶ月程度おそかった点と思われる。確認申請が出た時点で今日の事態は想定できたのであるから、業者や区の見通しに誤りがあったというほかない。それを住民の「妨害」=正当で穏当な抗議活動と筆者はみている=の責任になすりつける田中区政は、地方自治を軽んじてはばからない不良区政といわざるを得ない。

 

投稿者: miyakatu

ジャーナリスト

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