御用記者育成に励む田中区長/杉並版「記者クラブ」めぐり広報課をただす

 杉並区長「定例記者会見」とおもっていたら、参加者超限定の「記者懇談会」だと説明されて参加がかなわなかった問題で、区広報課とのやりとりを以下紹介する(会話の趣旨を再現した)。

 まず「記者懇談会」のあった22日のやりとり。

 三宅(電話) 「定例区長記者会見」が22日15時半からあるとの話を聞いている。参加したいのだが。

 広報課員 「記者会見ではない。大手報道機関の杉並担当記者さんだけを対象としたクローズドの記者懇談会である。だからフリージャーナリストの三宅さんは参加できない」

 三宅 「記者懇談会? 記者会見ではない?」

 広報課員 「そうです」
 
 三宅 「記者クラブ加盟社と話しあってきめたことか。便宜供与か」

 広報課員 「記者クラブではない。杉並区が選んだ記者さんである」

 三宅 「どこの会社か」

 広報課員 「すぐにはこたえられない」

 三宅 「記者会見とはなにか」

 広報課員 「年に一度、当初予算審議の前にやっている。時期はその都度報道機関に案内している」

 三宅 「いつやるかわからないのであれば私にも案内してほしい」

 広報課員 「できるかどうかわからない」

 三宅 「取材記者であれば参加できるのか」

 広報課員 「できると思うが、はっきりとは言えない」

 三宅 「案内をどの社に出しているのか」

 広報課員 「大手新聞、通信社、テレビ、地元紙、荻窪100選、業界紙などです」
 
 三宅 「具体的におしえてほしい」

 広報課員 「即答できない」

 三宅「いつ回答はもらえるのか」

 広報課員「数日かかる」

(26日金曜日中の回答を約束した)
 
==ー

 26日午後5時すぎ。連絡がないので三宅から電話をかける。1時間後、広報課員から連絡がある。

 ===

 (6時すぎ)

 広報課員 「ご質問に対するお答えですが、記者懇談会に三宅さんは参加できません。記者会見の案内もできません」

 三宅 「記者会見のほうは、案内はないけど参加できるんですね。誰かから聞いてこいということ」

 広報課員 「はい。でも質問はできません。時間がかぎられているので」

 三宅 「記者会見の案内を送っている会社を」

 広報課員 「・・

・朝日新聞東京総局、武蔵野支社
・読売新聞編集局社会部
・毎日新聞編集局社会部
・産経新聞東京本社編集局社会部
・日経新聞編集局地方部
・NHK報道局社会部、首都圏放送センター
・TBS報道局社会部、世田谷支部
・フジテレビ報道局、世田谷支局
・時事通信社都庁クラブ
・共同通信社東京支局
・都政新報編集部
・日本テレビ報道局社会部
・テレビ朝日都庁クラブ、報道局社会部
・テレビ東京報道局
・サンケイリビング
・MX放送センター
・建通新聞社首都圏本部東京支社
・日刊建設工業編集部
・日刊建設産業新聞
・建設経済新聞
・日刊工業新聞
・日本工業経済新聞
・日刊建設通信新聞
・杉並新報
・荻窪百選
・Jcomデイリーニュース中野事務所

 です」

 三宅「案内方法はなにか。ファクスか」
 
 広報担当 「基本的にファクス。メールで同時に送っているところもある」

三宅「記者懇談会に招いている社はどこか」

 広報課員「・・・

・朝日新聞東京総局
・毎日新聞編集部社会部
・読売新聞編集部社会部
・産経新聞東京本社編集局社会部
・日経新聞編集局地方部
・東京新聞編集局社会部
・NHK首都圏放送センター
・都政新報

 です」

三宅「23日の東京新聞には「区長の定例記者会見」と表現されていた。特定の会社の記者だけを対象にした懇談会なのだから、「記者会見」という表現は誤りではないか」

広報課員「区長が説明をし、当然記者からは質問がある。これは記者会見である。懇談会の部分と記者会見の部分とがある。だから誤りではない」

三宅 「杉並区では(一応)あらゆる記者に開かれた記者会見と、杉並区が選んだ特定の記者だけを対象にした「記者会見」があるということか」

広報課員 「そういうことになる」

三宅 「しかし、あなたは、定例記者会見ではない、記者懇談会だからフリージャーナリストは参加できないと私にいった。言っていることがおかしいのでは」

広報課員「そんなことはない」

三宅 「特定の報道機関だけを対象にして「記者会見」をするというのは、区の働きかけで記者クラブをつくっているようなものではないか」

広報課員「記者クラブではない」

三宅 「定例会見というが定期的にやっているということか」

広報課員 「記者懇談会は年3回、 5月下旬、9月、11月。記者会見は年1回。当初予算の前。1月終わり〜2月はじめ」

三宅 「記者懇談会をはじめたのはいつか」

広報課員 「平成25年(2013年)5月からはじめた」

三宅 杉並区が選んだ社以外の記者が「記者懇談会」に参加を希望した場合はどうするのか。その都度検討するのか」

広報課員 「そうだ」

三宅 「では、先日三宅が参加希望した際、参加できないと回答したのは、検討の結果、参加させないとの判断をしたということか」

広報課員 「そうだ」

三宅 「理由はなにか」

広報課員「報道機関ではないからだ」

三宅「雑誌の仕事で参加を希望した場合は判断がかわるのか」

広報課員「雑誌は報道機関ではないからだめだ」

三宅「雑誌は報道機関に入らないというのが杉並区の見解か」

広報課員 ・・・(明答せず)

三宅 「大手報道機関はほかにもあるが、なぜ記者懇談会の対象ではないのか」

広報課員「杉並担当記者がいないからだ」

三宅 「記者会見はいつあるかわからない。案内をメール送るのはたやすいことではないか。送ってもらえないのか」

広報課員 「できない」

三宅「なぜ」

広報課員 「みんなに送らねばならなくなる」

三宅 「そんなことにはならないと思うが」

広報課員「できません」

投稿者: miyakatu

ジャーナリスト

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