疑問噴出の「高円寺小中一貫校」、工事強行着手未遂

 文科省指針で高層に分類される6階建ての校舎設計を「中低層」とごまかし、杭の長さを短くして工費を浮かせた「欠陥校舎」の重大な疑いがもたれている高円寺小中一貫校計画(総工費約80億円)で、99・3%という限りなく100%に近い不自然な落札率で54億円の工事を受注※した地元建設業者中の企業共同体(白石建設・渡辺建設・目時建設・矢島建設)とその下請け業者の関係者が、30日朝、予定地である高円寺中学校(稼働中)を訪れ、着工を強行しようとした。しかし基礎設計をめぐる改ざん疑惑や一貫校の必要性に疑問を持つ持つ計画住民らの訴えによって、とりあえず午前中の着手は見合わせることになった。

 この日現場に来たのは、JV4社の関係者とその下請け業者ら計9人(確認できた人数)。住民側も約7−8人が集まり、区側と話し合いをしている最中なので着工を見合わせて欲しい旨を訴えた。区議会議員も訪れて成り行きを見守った。JV側の8人のなかには、住民側の面識がない者もいたが、誰1人名刺を出すことはしなかった。

 筆者も取材の一貫として企業名と役職、氏名を尋ねたが、完全な形で答えることはなく、「プライバシーの侵害だ」などと言いながら乱暴にカメラを鷲掴みにするなど、業者側の焦りを伺わせる一幕もあった。

 なお、区職員の立会いはなかった。施設担当整備課の伊藤課長は電話取材に対して、「きょうは測量をやると聞いている。着工である。契約しているので予定どおりやる。立会う必要はない。住民との話し合いはつづける」と答えた。

 また、JV以外の業者が来ていながらどこの誰なのか説明がない点については、「きょうの測量は白石建設などJVが行う。測量業者もいるだろうが、どの業者かは把握していない」と回答した。

 住民の反対を押し切ってどさくさまぎれに工事を進めるために、着工を知りながらあえて現場に行かなかった疑いは濃厚だ。

 「下請け届け」は出ているのか、と質問したところ、伊藤課長は「出ていない」と回答。出す必要はないのかとだだすと、「測量であって工事ではないので一般的に下請け届けは必要ない・・・とインターネット情報にある」などと根拠のあやしい説明をした。

 この一連の手続きについては現在確認中だ。

投稿者: miyakatu

ジャーナリスト

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