「区政報告」に按分は不要ーー「政務活動費で自民党の宣伝ビラ」に対して自民党8議員から回答届く


 

 さる1月8日の本誌記事〈自民党杉並区議会議員が政務活動費で”宣伝ビラ”大量印刷/「杉並区議会自由民主党 私たちは杉並区の専門家です」〉に対してさる19日、自民党杉並区議団のうち関係のある8人から回答があった。

 議員が制作・配布するビラには政務活動費では使えない政治・選挙・政党活動の部分が必ず含まれる。だから按分すべきであり、今回のビラを個別にみたところせいぜい政務活動費は4分の1程度だろうーーという趣旨のことを記事では指摘した。これに対して、自民党区議8人は、「全員が日々誇りを持って活動をしています。あくまで紙面ではその『報告』をさせて頂いているに過ぎない」などとして「按分の必要はないと考えるものです」と回答した。

 政治・選挙・政党活動と政務活動を混同すべきではないという指摘をしたつもりだが、以下の回答をみるかぎりそういう認識はなさそうだ。

 追って質問をあらためておこない、見解をただしたい。

 【自民党杉並区議団のうち8名からの回答】
 

 三宅勝久様に対する回答
 この度、ご指摘を頂いた「2014年度政務活動費」に関する件についてお答え致します。

 平成27年1月に発行致しました会派報告につきましては、内容は全て政務活動に関する記事であり、私どもとしては按分の必要はないと考えるものです。

 貴殿のブログ(杉並ジャーナル)では

1、 面積の約半分が議員らの写真や名前、「自由民主党」の大文字で占められている。名前や写真を広く区民に知らせることが「政務活動」というのは苦しい。

2、自民党議員の実績を自画自賛する内容ばかりで、宣伝色が強い。

と主に2点の指摘をされています。

1について

 表面の「杉並区議会自由民主党」は紙面の構成上、特筆して誇張していると捉えるには至らないと考えます。かつ、貴殿は「自民党の宣伝」と指摘されていますが、これは政党名ではなく会派名です。
 また、裏面において「区政へのご意見・ご要望をお聞かせください」と明記しているからこそ、
その担い手となる私たち会派所属議員の顔写真、連絡先等を分かりやすく掲載することは、より丁寧に区民の皆さんに寄り添っているものであり、指摘のような不自然には決してあたらないものと理解しています。
 更に、平成25年及び同26年の監査結果の中で「区政報告にどのような内容を記載するかは、会派・議員の自律性に委ねられるものであり、写真や区議会報告が中心であっても区政に
関する調査研究との関係が推認できれば、作成枚数、単価等まで明示されていなくても、使途基準細目等に則して処理されていれば妥当なものと判断する」とあります。
 以上の理由から、貴殿の指摘はあたらないものと認識する次第です。

2について

 自画自賛かどうかは、読み手の感性によるものであると考えます。敢えて言うのであれば、
私どもは決して自画自賛をしているわけではなく、地元に密着した区議会議員として、所属会派
全員が日々誇りを持って活動をしています。あくまで紙面ではその「報告」をさせて頂いているに
過ぎないものであります。

 以上、回答させて頂きます。

 平成28年1月19日
小泉、富本、葉梨、大熊、吉田、脇坂、今井、大和田

投稿者: miyakatu

ジャーナリスト

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