杉並区庁舎都知事選垂れ幕不掲示問題/「手配間に合わなかった」と選管

 杉並区庁舎南壁面に設置された垂れ幕設備(懸垂幕)に東京都知事選挙(31日)の投票をよびかける垂れ幕が設置されていない問題で、選挙管理委員会の石田幸男次長は31日、筆者の電話取材に応じ「手配が間に合わなかった」と釈明した。

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 石田次長は、「急きょ都知事選が行われたために手配が間に合わず、見合わせた。代わりに小さなノボリ旗を作製した」と述べた。だがノボリ旗の数を聞くと、先日行われた参議院選挙(懸垂幕は設置された)と同規模で、特に増やすなどはしなかったことが明らかになった。

 また、参議院選の際には、大学等で投票呼びかけのガムを配布したが、それも今回は見合わせたという。時間的に無理だと判断したと次長は説明している。

 東京都知事選は、前回(2014年2月)も猪瀬直樹知事が金銭スキャンダルで辞任し、急きょ行われた。その際に懸垂幕が作られたどうか尋ねたところ、「今日は選挙事務で忙しい、回答は月曜日にしてほしい」と石田次長は回答した。選管関係の職員全員が出勤しているのだろうからすぐにわかりそうなものだが、次長はかたくなに回答を拒んだ。

 田中区長は自公推薦候補の応援を公然とやっていた。投票率が下がると組織票に頼っている自公が有利だと言われている。選管幹部の人事は区長の意向を反映する。消極的な選挙啓発が意図的になされているのではないか。そんな疑いが、やはりぬぐいがたい。

投稿者: miyakatu

ジャーナリスト

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