小池氏の都知事出馬は「総理になれなかった代わりの天下り」か

 29日夜、渋谷駅前で開かれた鳥越俊太郎都知事候補の演説会で、政治学者の中野晃一上智大教授の話がきょうみぶかかった。小池百合子氏の都知事選出馬は、総理大臣になれなかったかわりの「天下り」ではないかというのだ。自民党と喧嘩をしたふりをみせてポピュリズムの波にのって知事になり、あとは自民党と公明党とうまくやって甘い汁を吸う。同じ構図が、舛添要一元都知事と石原慎太郎元都知事にもみられるという。

 また、鳥越候補が原発反対を訴えたことについて、容認すれば電力総連など原発推進をかかげる労組の協力で楽な選挙になったのだが、鳥越氏がそれをよしとせず、あえて厳しい闘いに挑んでおり、市民の協力が欠かせないとも述べた。

 以下中野氏の発言を紹介したい。

===
CIMG3520

 私は鳥越俊太郎さんを応援します。そもそもなぜいま東京都知事選挙があるのか、ちょっと思い出してみたいと思います。それは舛添要一さんがお殿様になったみたいにジャブジャブウハウハと東京のお金で好き勝手やって引きずりおろされた。そういうことだったですよね。

(そうだ。拍手)

 でももうちょっと思い出してみましょう。じつは舛添さん、昔すごく人気があったんです。覚えてらっしゃる方もうあまりいないかもしれません。しかし一時期は総理大臣にしたい人ナンバー1になったこともあった。ご記憶でしょうか。

 ところがですね、なかなか政治の世界は厳しくて、彼はあるときふと気づいたらどうも自分は勢いを失って機を逸してしまったようだと。で、自民党が下野したときに出て行って新しい政党をつくった。しかしそれもパッとしないということで、こんどは機をみて、チャンスがあったときに東京都知事に転身することに成功した人なんです。

 このとき、彼はもともと総理大臣になりたかったけれども東京都知事でもいいやと。いうことだったと思います。

 じっさいに都知事になって、都議会の自民党や公明党と適当にうまくやっていくとけっこういい思いができると、そんなことを考えていたのかもしれません。

 じつはこのように、もともと総理大臣を目指していたけれども、気がついたら時流にうまく乗れなくって、しょうがないから自民党とケンカをしたふりをして、飛び出て、そしてうまくポピュリズムの波にのって、都知事に天下ることに成功した人。じつはもっと前に石原慎太郎さんも

いました。

(そうだ)

 石原慎太郎さんもむかし、1989年、海部さんが総理大臣になったときに総裁選に出て惨敗したことがありました。

 でいま、何をかくそう小池百合子さん、やっぱり彼女も本当は総理大臣になりたかった。麻生太郎さんが勝った2008年の総裁選に出たこと、覚えてらっしゃる方もいらっしゃるんじゃないかと思います。ところがその後まもなく自民党は負けて下野して、そしてようやく安倍政権がもどってきたと思ったけどもちっとも処遇してもらえない。機をみるにさといということはほめてあげてもいいのかもしれません。自民党とケンカしたふりをして、ところ自民党をやめたという話は聞きません。

(そうだ)
 
 だけどうまい具合に悲劇のヒロインを演じて、あたかも改革を挑んでいるような顔をして、ポピュリズムの波にのって、また、舛添さんや石原さんのようにお殿様、彼女は女性ですから女王さまみたいにうまくやっていこうと思っているのかもしれません。

じっさいのところ、政策のなかみはほとんどわかりません。なんとなく雰囲気で改革っぽい、女性だからいいじゃないか、そんな時流に乗りたいと言うことなんじゃないかと思います。

 しかしそれじゃいけないと思う。私たちに必要なのはお殿様じゃない。ジャーナリストの鳥越さんは、とにかく探る暴く、透明性を高める。なにしろ非核都市宣言を東京都から出そうと言っているんです。

(拍手)

 だからいま苦戦しているわけです。本当だったらもっと楽に戦えた。そのためには原発を推進する労働組合の支持を得ればよかった。ところが本当の改革者である鳥越さんはそんなことは潔しとせず、透明性が必要な、おかしなことを暴いていく、そういうつもりで非核都市宣言をやって、東京都に脱原発のそういう砦をつくっていこうと、そういう思いで入ってきているんだと思います。

(拍手)

 私たちがここで彼を後押ししなくて、いったいどうするんでしょう。東京都から私たちの政治を取り戻すことをしていかなくてはいけない。そのためにぜひみなさんも最後の最後まで鳥越俊太郎さんの応援をぜひよろしくお願いします。

 どうもありがとうございました

投稿者: miyakatu

ジャーナリスト

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください