三宅洋平応援演説「奴隷労働・税金カットとひきかえに大企業は過去最高益」山本太郎②

 4日昼に中野駅前で行われた三宅洋平街頭演説より、山本太郎参議院議員の話から。その2。
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・その1はこちら http://miyakekatuhisa.sakura.ne.jp/wp2/archives/1314

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 自分たちの議員を次々と送り込んだ大企業や経団連のような経済団体。もちろんその自分たちが送り込んだ議員に対してリクエスト。提言という名の命令を行います。じゃたとえばわかりやすいように、その経団連がじっさいに政治に対してしたリクエスト、提言をお伝えしたい。どんどん実現している。

 たとえば派遣法の改悪。派遣で働いているひとたち、一生派遣で働き続けるということが可能になった。これは小泉ー竹中のラインからこの派遣法改悪がはじまり、そして日本の雇用がぶっ壊された。それがまだ継承されて続いているんですよね。派遣社員そのうちの7割くらいの人が派遣法改悪に反対している。そりゃそうですよ、自分がおかれた立場がよりきびしくなるんだから。それでもそれを推し進める。どうして? 安い労働力がほしいからですよ。そして竹中平蔵※みたいな人間が派遣業者としてもうかるためにですよ。

 ※竹中平蔵=元金融担当大臣、元総務大臣、現パソナグループ取締役会長

 労働時間の規制緩和、それだけじゃない。賃金、これに対して低賃金でも働き続けられるようなことを次々に実現した。外国人労働者の流入。少子化対策といわれながら、実質的な少子化対策がなされてこなかった。移民を受け入れるかどうかというレベルの議論を行っているような状況ですよ。

 そこで出されたのが外国人「研修生」。研修生という形で入れてきた。日本の技術を海外のみなさんに移転していただこうと。みなさん日本の技術を母国で広めてくださいという体でやっているけれども、じつはこれ、奴隷労働。労働法では守られない研修生。時給300円程度。トイレに行くにも時間を計られている。すこしでもオーバーすれば罰金。パスポート取りあげられます。ほかのひとたちとの交流も制限される。まるで奴隷のような働き方が行われてきた。

 この制度であまりにも自殺者がでた。そしてあまりにもテンパッてしまった研修生が雇い主を刺してしまった。そういう状況になってしまい、問題のある研修生制度をやめて実習生制度を取り入れようとしている。でも形をかえているだけ。内容はかわらない。

 もうすでに、低賃金で奴隷のように使われる人が外国から流入していて、それをよしとしているような実情がある。でもその実習生、あたらしい制度になったときには、最低でも日本人と同じ金額で働かせると言っている。同じ金額とはなにか。最低賃金ですよ。

 最低賃金っていくら? 安倍政権はドヤ顔で言っている。「2020年までに1000円」。毎年20円とかそれくらいしか上がらない賃金で、なにが1000円だよ。じゃ1000円でどれくらいの賃金をもらえるか考えてみてくださいよ。月々でいくら?

 おそらく16万円くらいしかならない。保険ひかれる。税金とられる。家賃払う。もうなにも残らない。最低賃金1000円ってドヤ顔で言ったって、実質ワーキングプアじゃないかって話ですよね。

 外国人の話なのかなと思った方もいるかもしれませんけど、もうすでにこの国に生きている人々もますます世界中の低賃金争いに足をひきずりこまれている状況なんですよ。

 さきほどいった経団連が提言している、政治にリクエストをしている、みなさんのクビがしまるようなこと、みなさんの生活がより苦しくなるようなこと。国家戦略特区。このなかに外国人労働者を入れるという話になっている。

 国家戦略特区ってなんですか。いわゆる社会実験です。この社会実験がうまいこといけば、どんどん規制緩和していくのは当然のことです。このなかでいま言われているのはどういうことなのか。

「高度な技術を持つ外国人人材を入れよう」

 そして、家事、介護、このようなところにも幅を広げよう。そういう話。さきほど言ったとおり、あくまでもここは入り口。その先のねらいはなにか。より安い労働力を爆発的に増やしたいという経済界。そのようなリクエストをつぎつぎにかなえていくということです。派遣法改悪も国家戦略特区も外国人労働者流入という部分も、もう道が開かれている。

 じゃあそのあとどうなるか。あなたと外国人労働者と、この国で仕事を奪い合うような状況がおきるおそれがあるということです。

 ただでさえ、いまの社会、足のひっぱりあいじゃないですか。職場で。それがより厳しい状況におかれるって生きた心地しますか?

 「どうしてこの国の政治がそんなことやるんだ。いったい誰のための政治をしているんだ」

 「はい、大企業、経団連のためにがんばっております」

 それだけのことですよ。

 (大企業ためだけなんてふざけんな)

 おっしゃるとおりです。心からの叫びですよ。この国で働く人の4割。非正規社員、非正規雇用、約束なんて何もない。不安定な働き方。会社が責任を負わなくていい。労働者に対して責任を負わなくていい。好きなときにクビが切れる。失業前提の働き方。

 そればかりじゃなくて、賃金もあまりにもやすい。年平均168万円。一方正規の雇用は、あくまでも平均で年473万円。ベースでこれだけの開きがある。でもやってる仕事はほぼ同じ。同じ仕事だったら、正規非正規どちらで雇いたい?

 当然安いほう。そして好きにクビを切れるよう。そういう労働者を雇いたくなるのは当然。でもそれでクビがしまるのは誰? 安い賃金で家賃払い、食費光熱費通信費。何が残る? 貯金できるかって話ですよね。

 この国で生きるひとびと、3割以上が貯金ゼロ。若年層5割が貯金ゼロ。それでどうやって未来に希望をもてっていうのか。いつでもクビがきれる。半年後の自分は、1年後の自分は。イメージなんてわくわけがない。って話ですよ。

 生きながらにして、もうすでに殺されたような状況、生きながらにしてもう死んでいるような状況で、残りの人生を消化試合のように生きろというのかって話なんです。

 その一方で大企業はもうけている。上場企業は過去最高益。バブルのときよりももうかっている。どうしてそんなにもうかっているんですか。理由は簡単です。あなた自身がコストカットされた結果が企業の利益につながっている。

続く

投稿者: miyakatu

ジャーナリスト

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